南米生まれの“プロペラ攻撃機”ついに欧州デビューへ! 古めかしい作りだが実はかなり優秀

ブラジルの航空機メーカーであるエンブラエルは2025年12月17日、ポルトガル空軍向けにA-29N「スーパーツカノ」5機を納入したと発表しました。

NATO加盟国に初納入

 ブラジルの航空機メーカーであるエンブラエルは、2025年12月17日、ポルトガル空軍向けにA-29N「スーパーツカノ」5機を納入したと発表しました。

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A-29N「スーパーツカノ」引き渡し式典の様子(画像:エンブラエル)

 今回納入された5機のスーパーツカノは、ポルトガル空軍および北大西洋条約機構(NATO)にとって初の導入機となります。機体は従来型とは異なり、NATOの運用基準を満たすよう設計された仕様で、型式番号もA-29ではなくA-29Nとされています。

 ポルトガルには計12機のスーパーツカノが納入される予定で、エンブラエルは本件について「ポルトガルの航空戦力近代化における重要な節目となる」としています。

 さらにエンブラエルは、引き渡し式典に合わせて、ポルトガル国内にA-29N「スーパーツカノ」の最終組立ラインを設立する可能性に向けた意向書(LOI)に署名しました。この施設で生産される航空機は、政府間交渉を通じて、他の欧州諸国やNATO加盟国からの需要に対応することが想定されており、ポルトガルおよび欧州全体における防衛産業基盤の強化に貢献すると、エンブラエルは強調しています。

 ポルトガル軍は同機を、船舶による麻薬などの密輸対策に加え、日常的なパイロット訓練や、NATOにおける空軍戦力の多層化(ハイ・ロー・ミックス)に対応する汎用性の高い実用機として導入する考えです。もともと同機は、麻薬密輸組織やゲリラ勢力が運用する航空機や船舶の監視・攻撃を目的として開発された機体であり、こうした非対称戦に適した航空機といえます。

 NATO仕様のスーパーツカノには、先進的なアビオニクス(航空電子機器)に加え、NATO準拠の通信・操縦システムが搭載されています。さらに訓練用デバイスには、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、複合現実(MR)といった最新技術が導入されており、世界最高水準の教育・訓練環境を提供できるよう改良されています。

飛んだぞ! これが、新仕様のスーパーツカノが飛行する様子です(写真)

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コメント

1件のコメント

  1. そもそも、両国は“血族”。言葉が(通訳なしで)通じる親近感は計り知れない。

    元植民地国から元宗主国へ、サトウキビでも黄金でもない「兵器が輸出される」時代⁉が訪れた衝撃。

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