愛知と三重を「ズバッと短絡」 行き止まりの人工島を“通過点”にする「45分のワープルート」vs 特急列車 どれくらい速くて安い?
伊勢湾を挟んで対峙する「中部国際空港」と「伊勢神宮」。陸路では湾をぐるりと回る経路になるところを、高速船でショートカットが可能です。その実力とは?
帰りは結局、名古屋回りに 「伊勢湾ショートカット」どれだけ強い?
津エアポートラインのセントレアの乗船場は、中部国際空港駅から空港ターミナルと反対方向にあるいて5分ほどで着きます。朝7時00分の始発便に乗りました。津方面は朝日を背にして航行します。6時に津からセントレアへ向かう便ならば、洋上での初日の出も拝めそうでした。
津側の発着場である「津なぎさまち」は、津駅からも航路に接続するバスが出ていますが、最寄りは近鉄で津のひと駅南に位置する津新町駅です。津なぎさまちから津新町駅に向かうコミュニティバスは土休日や年末年始は運休となるので、今回はタクシーで津新町駅へ向い、そこから近鉄の普通列車で伊勢市を目指しました。
ただ、津からの高速船は、8時発の次が11時、その次は14時と、大きく間隔が空きます(その後は2時間おき)。午前中のうちに伊勢神宮の外宮のみを参拝して戻るスケジュールだったので、今回はうまく接続できませんでした。結局、帰路は宇治山田駅から近鉄特急、名鉄特急を乗り継いでセントレアへ戻る「伊勢湾ぐるりルート」となりました。
では、津エアポートラインと鉄道ルートを比較すると、どの程度早く、安く移動できるでしょうか。
今回の場合、宇治山田駅から中部国際空港駅までは、近鉄特急・名鉄特急を合わせて2時間14分、4060円(名鉄特急は自由席)でした。同列車で津から乗った場合は、1時間44分、3560円です。
これに対し津エアポートラインは、公式情報に従うと、津駅からバス12分、バス停から港まで徒歩3分、高速船45分の計1時間でセントレアに着きます。運賃はバス240円+高速船2980円で、計3220円です。
津からなら鉄道よりも340円安く、44分短縮できる高速船は、まさにショートカットの優位性を存分に発揮します。ただ、伊勢や大阪方面など、より遠い近鉄沿線からであれば、乗り換えの手間や船との接続を考えると、列車で名古屋を回ったほうが便利な場合もありそうです。





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