プロペラ逆向き「爆速の異形機」名古屋に突如来た!! 受領したのは日本の会社 なぜその形に?

2026年1月16日、愛知県にある県営名古屋空港に「P.180 アヴァンティ」という航空機が飛来しました。独特なデザインで知られる航空機について、詳細を追ってみました。

垂直尾翼に「JAレジ」が! 運航会社も判明

 主翼に据え付けられた2基のエンジンは、プロペラを後ろ側に備えています。このような形状は「プッシャー式」とよばれるもの。なお、このような飛行機は、日本でも造られており、第二次世界大戦末期に大日本帝国海軍が試作した戦闘機「震電」と同じスタイルになります。

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県営名古屋空港に駐機するP.180「アヴァンティ」。主翼のエンジンに後ろ向きにプロペラが付いているのがわかる(鈴木伊玖馬撮影)。

 なお、メーカーの説明によると、独自設計により機体の抵抗が減少し、飛行効率が向上。また、プッシャー式エンジンの採用によって、プロペラと客室の距離が離れているため、2割ほど客室内の騒音を抑えられているそうです。加えて、ターボプロップ機として最高クラスの745km/h(402ノット)を発揮できるなど、高速性に秀でているのも特徴です。

 2020年にはシリーズ全体の飛行時間が100万時間を達成するなど、着実に実績を積み重ねつつあるP.180「アヴァンティ」。とはいえ日本で採用している公共機関はなく、その姿を見ることはほとんどできませんでした。

 しかし、1月16日の県営名古屋空港に突如飛来。思わぬ出来事に、航空ファンの間では驚きの声が上がりました。

 空港の近隣に住む筆者(鈴木伊玖馬:乗りもの好きライター)も話を聞いて1月19日に空港を訪れたところ、アヴァンティの駐機を確認できました。青と白を基調にしたカラーリングをしており、特徴的な機体フォルムも相まって優雅な雰囲気を感じます。

 機体を受領したのは県営名古屋空港に本拠地を置く中日本航空とのこと。空港に到着した当初は「I-PDVS」という仮のレジ番号を振っていましたが、現在では「JA124N」という機体番号が記載されています。

 導入された直後というのもあってか、19日当日は飛行せず、駐機しているだけでした。ただ新しい機体が物珍しいのか、空港内にいた職員の方も通りがかる際に、機体の各部をチェックする光景が何度も見られました。

 今回の撮影ではほとんど右側面からしか撮影できませんでした。機会があればぜひ正面や後方からも機体を眺めてみたいです。

【写真】コクピットは異形!? P.180「アヴァンティ」の機体内外をイッキ見!

Writer:

愛知県生まれ。飛行機が好きで航空博物館などを取材するうち、自動車関係の記事や取材も手がけるようになる。ホンダ「シビック Type R」のようなホットハッチが好み。

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