“残クレ”の超高級ミニバンが盗まれたらどうなる? ローン地獄と車両保険の盲点 クルマないのに待っている“過酷な現実”も

トヨタの高級ミニバン「アルファード」は高い人気の一方で、盗難被害が後を絶ちません。もし”残価設定型クレジット”で購入したクルマが盗まれた場合、一体どうなってしまうのでしょうか。

クルマは消えてもローンは残る「残クレ」に潜む一括返済の仕組み

 トヨタの「アルファード」は、上質な室内空間や後席の快適性を重視した高級ミニバンです。一方で警察庁の資料では、アルファードは車名別の盗難台数で上位に挙げられています。

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「残クレアルファード」は主に「30」と呼ばれる3代目に多い(画像:トヨタ)

 警察庁は、資料でリレーアタックやCANインベーダーなど特殊機器を悪用した手口を挙げ、盗難防止を呼びかけています。

 そうしたなか昨今、アルファードで話題になっているのが「残クレアルファード」です。これは、「残価設定型クレジット」と呼ばれる、将来の車両価値(残価)を最終回の支払い分として据え置き、月々の支払いを軽くする仕組みの自動車ローンで手に入れた自家用車のことです。

 もし「残クレアルファード」が盗まれた場合、その支払いはどうなるのでしょうか。

 結論から言うと、盗難されたとしても、残ったローンの支払いが自動的に消えることはありません。

 例えば「トヨタファイナンス」では、事故で全損となったり盗難に遭ったりした場合、ローン会社へ連絡のうえ、残債の一括返済が必要とされています。

 つまり、手元にクルマがないのにお金だけを急に用意しなければならないという、二重の悲劇が普通に起こり得ることになります。

 クルマが消えてもお金だけは残ってしまうという現実は、利用者にとって大きな盲点となっているのではないでしょうか。

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