「これ1機入れちゃえば全部解決!」な夢のジェット機来日か!? イギリス新興企業が“デジタル技術”で爆速開発 じつは自衛隊にも関係大アリ!

イギリス空軍では、長年にわたり運用されてきた練習機のホークを置き換える、新たな機体の導入を模索しています。そこで、イギリスの新興企業であるエアラリス社に注目が集まっているそう。じつは同社の存在は、日本にも他人事ではないといいます。

実は日本にも熱視線 T-4後継機を「日英タッグ」で

 また、エアラリス社が開発中の練習機には、先進的な機上シミュレーターが搭載されることとされています。これは、練習機上で実戦的な訓練を仮想的に行うためのもので、たとえばF-35などの第5世代戦闘機が有するレーダーや兵装を仮想的に装備して、敵機との模擬戦闘などを行うことができます。そうすれば、運用コストの高い実物の戦闘機を飛行させることなく、それと全く同じ環境を安価な練習機で再現してパイロットの訓練を実施することができるわけです。

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エアラリス社は、おそらく日本企業とタッグを組んでT-4後継機に挑戦するとみられる(画像:エアラリス)。

 こうしたデジタル技術の活用や次世代訓練システムの導入は、まさにイギリス空軍がホーク後継機に求めているものと合致しており、さらにイギリス国産の練習機開発および製造は、近年独自の航空機開発が行われてこなかったイギリスにとっての悲願でもあります。そのため、エアラリス社はイギリスの航空産業界に新たな活気と雇用を生み出す存在として、注目されているのです。

 そして、このエアラリス社、じつは日本にとっても重要な存在となるかもしれません。というのも、航空自衛隊が運用しているT-4練習機の後継機選定に、同社も関心を寄せているからです。

 T-4は、現在航空自衛隊が運用している中等練習機で、連絡機としても使用されるため教育部隊に限らず、全国の航空基地に幅広く配備されています。とはいえ、量産機の納入開始は1988(昭和63)年と、すでに運用開始から40年近い年月が経っているため、航空自衛隊では後継に関して、すでに検討を始めています。

 おそらく、エアラリス社としては単身で日本市場に乗り込むのではなく、日本でパートナーとなる航空関連企業を見つけることになると筆者(稲葉義泰:軍事ライター)は考えます。そうでなければ、機体製造拠点を設けることはもちろん、そもそも日本市場への参入そのものが困難だからです。

 そこで、エアラリス社が誇る機体のモジュラー設計が重要になると予想されます。たとえば、胴体部はエアラリス社が担当するとして、その他の電子機器類やセンサー、コクピットなどを日本企業が担当することにすれば、自社の強みを生かした協業が実現することとなり、双方にとってウィンウィンの機体が完成することになります。

 ちょうど、冒頭で触れた通りエアラリス社はイギリス空軍向けのホーク後継機や、フランス航空宇宙軍のアクロバットチーム「パトルイユ・ド・フランス」が使用するアルファジェットの後継機について、関心を示しています。こうした動きを鑑みると、日本に対してもこれらと足並みをそろえる形で機体提案を行う可能性は高いでしょう。

【芦屋や入間にいそう!】日の丸+赤白塗装の「T-4後継機」イメージです(写真で見る)

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