50年越し!? 群馬の大幹線「上武道路」ほぼ全線“4車線化”完了へ 関越道の「下道」代替ルート 際立つ「埼玉との“落差”」
2026年1月、国道17号バイパス「上武道路」の群馬県内区間の4車線化がほぼ完了目前に。これにより利便性が向上しますが、一方で埼玉県境の区間は、慢性的なボトルネックとなっています。
一般車は「からっ風街道」を使った
一方、より小回りが利く乗用車などのドライバーは、今井町の先で部分的に先行整備された上武道路の側道を使い、さらに進んで右折、上毛電鉄江木駅(前橋市)の東を北上して、農道「からっ風街道」を使い赤城ICに抜けるというルートを活用しました。地図上ではより標高の低いところで赤城山の山裾を巻く群馬県道34号や国道353号のほうが近道に見えますが、この両道路は谷筋に回り込むカーブが続き、また信号も多く、からっ風街道よりも時間がかかっていたからです。
この「片側1車線+終端部での“迂回”」で交通流を裁いていた上武道路は、2000年以降、埼玉・群馬県境から今井町までの2車線を4車線化した区間がつぎつぎに開通します。また今井町交差点から北側の区間も2005年から徐々に整備が進み、2017年には終点の田口町交差点まで、全線が片側1車線で開通します。
しかし今井町以北では信号のつながりが悪く、また従来の国道50号〜東部環状線〜国道17号を走っていた交通が転換して通行量が増えたことから、渋滞もしばしば発生しました。そのため事情をよく知るドライバーによるからっ風への“迂回”は続いていました。
その後、この区間も4車線化が進んだことから、からっ風街道経由よりも上武道路のほうが早いと認知され、現在はほぼすべてのクルマが上武道路を選んでいると考えられます。
そして今回、最後まで残っていた「上細井町〜川幡町」の4車線化により、この区間で混雑する時間帯に発生していた渋滞も減少し、通過所要時間はより短くなるものと考えられます。
その間に上武道路の交通量は、暫定2車線で開通した当時に比べ激増していますが、それでも要所で立体交差化が行われたこと、さらにほぼすべての区間で道路沿いの商業施設などへの直接の出入りができない構造とされ、本線の流速が確保されていることなどが奏功して、伊勢崎市内など一部の区間を除き、群馬県内区間の流れはおおむね順調です。





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