業界初 全11席のありそうでなかった「完全個室」バス 実現できたワケとは
東京~大阪間2万円 新幹線グリーン車より高額 ターゲットは?
「DREAM SLEEPER 東京・大阪号」は、東京の池袋駅西口と大阪のなんば(OCAT)、両備バス門真車庫のあいだで1日1往復の運行。大阪行きは池袋22時50分発、なんば6時40分着、門真車庫7時30分着。東京行きは門真車庫21時50分発、なんば22時40分発、池袋6時40分着です。
片道の価格は、東京~新大阪間を新幹線「のぞみ」グリーン車で移動するときの代金に匹敵する大人2万円(2017年2月28日までは運行記念割引として大人1万8000円)。9000円の運賃に、1万1000円の座席料金という内訳です。
車両開発の責任者である両備ホールディングスの松田敏之副社長によると、この価格は、約1億円の車両開発費を8年で償却することを考えて割り出されたもの。新幹線に宿泊料金を含めた場合などと比較して、十分需要があると見込んだそうです。
「『DREAM SLEEPER 東京・大阪号』では、移動中にホテル同様の休息時間を過ごせるだけでなく、深夜発、早朝着で移動前後の時間も有効活用できるという付加価値が価格に反映されています。移動で宿泊を兼ねるので、たとえば東京~大阪を往復して2泊3日となるところを、0泊3日で済ますこともできます。『時間を有効に使いたいからバスを選ぶ』というお客様に乗っていただきたいです」(松田副社長)
“完全個室”は実現されましたが、日本の車両保安基準上、座席をフルフラットにすることはできません。しかし、「浮遊感を感じながら深く眠ることができる」(関東バス)という「ゼログラビティシート」の採用で、フルフラットとは一線を画した眠りを提供するとのこと。背もたれを40度、座面を30度傾斜し、フットレストを水平にすることで、「胎児がお腹の中にいる状態」を再現するというシートです。これは横浜~広島間の夜行高速バス「DREAM SLEEPER」でも採用されています。「DREAM SLEEPER 東京・大阪号」では、フットレストも電動になり、ボタンひとつで「ゼログラビティ状態」になる機能が加わりました。
おもにビジネス利用と女性を想定しているという「DREAM SLEEPER 東京・大阪号」。両備ホールディングスの小嶋光信会長は、「『安く運ぶ』から、バスに『乗ることが目的』になる車両。価格競争で疲弊してしまったバス業界を、『憧れの業界』に変えていく牽引(けんいん)役にしたい」と言います。このバスの事例が今後、他社にも波及し、夜行バスの進化を促していくかもしれません。
【了】
モデルの人、もう少しましな顔はできないの?
なんか気を失っているみたい。
高速道路を走行するのだろうが、拘束されてるようで嫌ですネ
値段は5倍なのかな
でも、もう胎児ちゃうしなぁ。
丸くなってるよりは脚を伸ばした状態が楽だと。。。
寝返り打てないと疲れるよね。
新幹線のグリーンと同じ価格なら新幹線を選ぶけどね。夜行バスの観点から逸脱してる気がする。どんなに高級な車両を投入しても、ドライバーの待遇改善にはならないでしょ、大体運転中、モニター3つ見ないし夜は眩しくて点けてらんねーわ!(おそらく保安基準なんだろうけど)もっと乗務員に気を配って欲しいものです❗ いち乗務員より
2万円なら新幹線のグリーンか飛行機の方がいい。
もう少し安かった、寝台急行銀河が需要が無くなって、廃止になったのに...
11席やからどうなんだろうか...
これって、JRがやめた寝台特急の需要を取り込んだだけだよね
深夜動いてる貨物列車に2.3両の客車を併結しても面白いんだけどね
猪八戒氏のコメント、確かにです。せっかくここまでネットに載せるんだからもう少し人を選んでもらいたい。やる気あんのか、って感じです。
2万円なら、飛行機や新幹線の方が、普通に良いと思う。予約出来ない?のは問題。単にゆっくり寝て行きたいと思う人には良いと思う。この、個室とバスという組み合わせの観点は、他の目的、旅行などに複数で行く場合に、新たな企画として、地方でも取り入れてみてもらいたいと思います。ただ、バスで個室となると、いざという時に、外に出られないのではないか、と思います。防犯、防災、事故などに対応できているのか、気になります。
確かに需要は有った様子です。
安定的な運賃収入が見込めるなら乗務員の待遇改善にも繋がるでしょうし、恐らく安全性も向上するでしょう。
ただし二人勤務は無理でしょうね。
安価利用したいからバスなのにこんな極端に個室化&高額なんかしなくていいから女子的にはせめて各社全車単独シートに仕切り(遮光カーテン等)とパウダールーム機能(ライト付ミラー設置)とか欲しい
遅いわ高いわ,では話にならない。
遅い分 新幹線より安くないと需要はないだろう。
こういう個室に凝るより、最大に凝って欲しいのは安全対策、それしかないです。もちろん会社も百も承知でしょうが、複数乗務員配置や各席に前方モニター設置などに工夫してください。外が見えない疑似ホテルの部屋で知らないうちにあの世に行くのはまっぴらですから。