F-35B、岩国基地へ到着 いまだ墜落ゼロの安全性、今後は?

山口県の岩国基地にF-35Bが到着、アメリカ本土以外への配備はこれが初めてです。これまで墜落事故が1件も発生していない同機ですが、これは戦闘機としてとてもまれなことです。

垂直離着陸機の「宿命」は乗り越えられるか

 2016年9月16日、岩国基地のAV-8B「ハリアーII」が、展開先の嘉手納基地(沖縄県)において離陸直後に墜落、パイロットが緊急脱出するという事故が発生しました。その際一部からAV-8Bの即時撤去を要求する声が上がりましたが、今回のF-35Bへの交代はそれ以前から決まっており、事故との関連性はありません。

 AV-8Bはほかの戦闘機に比べても墜落などの重大事故が非常に多い機種です。これは垂直離着陸機がゆえの宿命ともいえる欠点でしたが、F-35Bは同じ垂直離着陸機でありながら、現在のところ1機も墜落事故が発生していません。同様にF-35A/C型も墜落事故は2017年1月現在、皆無です。

 F-35シリーズは1月に総計200機目(くしくも航空自衛隊向けの2号機でした)が引き渡されたにもかかわらず、墜落機ゼロであるという事実は、戦闘機としてはかなり珍しく、ほかの機種ならば試作機ないし実戦配備前に墜落事故を引き起こすことがままあります。

 たとえばF-15は、実戦配備を目前にして電気系統の火災から1機が墜落。F-14にいたっては12機の試作機のうち3機が失われており、うち1機は「自分が射撃したスパロー空対空ミサイルによって自らを撃墜する」という珍事でした。F-16は開発段階で墜落はなかったものの、降着装置の不具合から試作2号機が胴体着陸。ほかSu-27、F-22、ユーロファイター、グリペンなど、多くの機種が開発段階で墜落しています。

最新記事

コメント

3件のコメント

  1. 墜落しなければ悪いような事を書いている。

    • そうか?

  2. F-16は滑走試験のつもりが浮き上がってそのまま初飛行になったんだっけ?

    しかし、F-35がもう、200機になってるのは驚き。

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス