SFの世界が目前に!? 史上初の「無人戦闘機」と早期警戒機が連携した空中戦 開発元が動画で解説 ミサイル発射の瞬間まで

2025年12月に世界で初めて「無人機からミサイルを空中発射し、目標を撃墜する」実験が行われました。このたび、その詳細を解説する最新動画をボーイングが公開。発射シーンだけでなく有人機とどう連携したのか、解説されています。

12月の実験を公式が解説 可視化された有人戦闘機、早期警戒機とのやりとり

ボーイング・オーストラリアは2026年2月4日、開発中の無人機MQ-28「ゴーストバット」が、空対空ミサイルAIM-120「AMRAAM(アムラーム)」を発射する新たな動画を公開しました。

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F/A-18F「スーパーホーネット」戦闘機(手前)と編隊を組んで飛行するMQ-28「ゴーストバット」無人機。胴体下にAIM-120空対空ミサイルを吊り下げているのがわかる(画像:ボーイング)。

 実験が行われたのは昨年12月。オーストラリア空軍のF/A-18F「スーパーホーネット」戦闘機およびE-7A「ウェッジテイル」早期警戒管制機(AEW&C)と連携する形で行われました。自律飛行状態のMQ-28は、戦闘機クラスの標的ドローンを見事に撃破しています。

 実験ではMQ-28、E-7A、F/A-18Fがそれぞれ別地点から離陸。MQ-28の管制は、離陸後にE-7Aのオペレーターが引き継ぎました。まず標的を追跡していたF/A-18Fが編隊内でデータを共有し、それを受けたMQ-28が最適位置へと移動。最終的に交戦許可を得てAIM-120を発射し、標的を撃墜しました。

 新たに公開された動画では、有人機と無人機がどのように目標情報をやり取りし、連携したのかがCGを用いて分かりやすく解説されています。

 自律飛行中の無人機によるAIM-120の実射成功は、世界初です。AIM-120はアクティブ・レーダー・ホーミング方式を採用しており、一度発射すればミサイル自体のレーダーで目標を追尾するため、母機が危険な前線に留まる必要がないという利点があります。

 有人機と連携して航空標的を撃墜する能力は、米中露といった航空大国もまだ実証段階にあり、このMQ-28「ゴーストバット」には航空自衛隊も強い関心を寄せています。

 なお、無人機による対空ミサイル発射の例としては、トルコのバイカル社が開発する「バイラクタル・クズルエルマ」が2025年11月に空対空ミサイル「ギョクドアン」の模擬弾発射を実施し、F-16に対して撃墜判定を得ています。

【画像】まもなく実現か? 大型軍用機と編隊飛行するMQ-28無人戦闘機

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