蘇った「特別な豪華寝台車」ついに公開! これぞ“現役時代の姿” 2両が再び連結、西武電車と共演!?
元・豪華寝台特急の客車「夢空間」が、東京都清瀬市の清瀬中央公園に移転し、2026年2月に一般公開が始まりました。
3両あった「夢空間」
元・豪華寝台特急の客車「夢空間」が清瀬中央公園(東京都清瀬市)に移転し、2026年2月に一般公開が始まりました。
「夢空間」はJR東日本が1989(平成元)年に導入した寝台客車です。上野と札幌などを結んだ寝台特急「北斗星」の臨時列車(「夢空間北斗星」など)にも使用されました。2009(平成21)年に廃車された後は大型商業施設「ららぽーと新三郷」(埼玉県三郷市)で保存・展示されていましたが、清瀬中央公園の整備に際して鉄道車両が設置されることになり、「夢空間」が展示車両として選ばれました。
そもそも「夢空間」は、次世代の寝台列車の方向性を探るべく、異なるタイプの3両が造られました。
登場前年の1988(昭和63)年には青函トンネルが開業し、これに合わせて寝台特急「北斗星」が運転を開始しています。それまでの寝台特急とは一線を画し、寝台個室が多く食堂車ではフランス料理も楽しめるとあって、きっぷの入手が難しい人気豪華列車となりました。
これを受け、当時のJR東日本は寝台列車の市場を拡大するべく、「夢空間」を試作して市場調査や広報活動を展開し、さらに臨時列車として他の寝台車と連結して営業運転にも使用しました。これらの知見は、後の寝台特急「カシオペア」(E26系)や、豪華クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」(E001形)へと継承されています。
先の通り、「夢空間」は3両だけ製造され、1989(平成元)年に開催された横浜博覧会で展示された後、千葉の海浜幕張駅前で展示されたこともあります。この3両は緑色の食堂車「ダイニングカー」(オシ25 901)をはじめ、赤茶色とクリーム色の「ラウンジカー」(オハフ25 901)、青と灰色の寝台車「デラックススリーパー」(オロネ25 901)で構成されています。
今回、「ららぽーと」から清瀬に移転した車両は、「ダイニングカー」と「ラウンジカー」の2両です。寝台列車といいつつも実際は食堂車とラウンジ車のため乗客用の寝台(ベッド)はありません。
「ダイニングカー」は列車の最後尾に連結される前提の車両で、厨房(キッチン)や食堂を備えています。食堂の部分は後ろに流れる景色が楽しめるように配置され、個室も備えています。また、「ラウンジカー」には円形のバーカウンターにソファが配置され、ピアノも備えています。





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