伝説の豪華寝台車両「夢空間」が完全復刻!? 東京の公園で車内を実見 “伝統のチャイム”も“厨房”もバッチリ! 車内で食事提供へ
JR東日本の元・豪華寝台車両「夢空間」が、東京都清瀬市の公園でメディア関係者に公開されました。外観に加え車内も現役当時の姿が再現されています。
車掌室が残るラウンジカー
もう一方のラウンジカーは、赤茶色とクリームの車体色です。こちらは富士重工業(後に車両製造部門は新潟トランシスに移行)製で、内装は百貨店の松屋が担当しています。
元のラウンジカーは、寝台列車の乗客であれば誰でも利用可能なフリースペースです。寝台特急「北斗星」が現役だった頃、ロビーカーというフリースペースの車両が連結されていましたが、これをアップグレードした形といえるのかもしれません。客室の大半はラウンジのスペースで、これ以外には電話室・トイレ・洗面所、運転関係の設備として車掌室があります。
ラウンジスペースは「知的空間」をテーマに、アール・ヌーボ風のデザインが施されています。このスペースには豪華なソファがテーブル席の形に配置され、中央部には円形のカウンターがあります。カウンターは飲食物を提供できるよう、カウンターの中には流し台や冷蔵ケースも備えています。冷蔵ケースも今回の修復に合わせて交換されていました。
カウンターの上にはグラスが吊り下げられていますが、今回の修復に際して現役当時の姿に直しています。ラウンジ内もカーペットを交換して現役当時の姿を復刻しています。ラウンジ部分のカーペットは模様の種類が豊富ですが、「ららぽーと新三郷」の時代に床を交換したために模様が失われ、当時の模様を集めるのに苦労したそうです。
カウンターの脇には、ピアノ(ヤマハ製)も備えています。自動演奏が可能ですが、フロッピーディスクからデータを再生するもので、今となっては珍しいのかもしれません。
ラウンジに隣接するトイレ・洗面所は、通路を片側に寄せてスペースを広く取っています。この奥に出入口と車掌室がありますが、これらの部分の床は今回修復されたものです。木目を組み合わせたものが再生されています。
車掌室は、放送設備や行先設定の装置、運転関係だと「車掌スイッチ」と呼ばれる扉の開閉スイッチや、列車を停止させるための緩急設備があります。こちらの設備は現役当時のままで、寝台特急の現役時代を知っていると、懐かしさを感じさせます。
放送設備や車掌スイッチは使用できる状態に整備され、車内にBGMを流すことも可能です。車内放送で話したり、チャイムを鳴らしたりも可能で、国鉄の客車のチャイムで有名な「ハイケンスのセレナーデ」を聴くこともできました。





コメント