伝説の豪華寝台車両「夢空間」が完全復刻!? 東京の公園で車内を実見 “伝統のチャイム”も“厨房”もバッチリ! 車内で食事提供へ
JR東日本の元・豪華寝台車両「夢空間」が、東京都清瀬市の公園でメディア関係者に公開されました。外観に加え車内も現役当時の姿が再現されています。
修復を終えたダイニングカーとラウンジカー
JR東日本の元・豪華寝台車両「夢空間」が、東京都清瀬市の公園に移転し、このほど車両の修復を終え、メディア関係者に公開されました。外観に加え車内も往時のきらびやかな姿が復活しています。
「夢空間」は、上野と札幌を結んだ寝台特急「北斗星」の成功を受け、次世代の寝台列車の方向性を探るべく試作された客車です。ダイニングカー(食堂車)、ラウンジカー、豪華寝台車の3両が造られましたが、2008(平成20)年の引退後、ダイニングカーとラウンジカーは埼玉県三郷市の大規模商業施設「ららぽーと新三郷」で1両ずつ別の場所に置かれて活用されていました。
このほど、清瀬市が清瀬中央公園の再整備にあたり、新たなシンボルとして「夢空間」の客車2両を譲受。連結した状態に戻し、車内も現役当時の使い方に近い姿に戻して展示されるようになりました。
「夢空間」は、24系25形寝台客車の一族です。この24系25形は国鉄時代に製造されましたが、「夢空間」の3両はJR東日本発足後の1989(平成元)年に登場しており、JR世代の客車としても珍しい存在です。ダイニングカーは「オシ25 901」、ラウンジカーは「オハフ25 901」という記号・形式があります。
ダイニングカーの車体は緑色で、列車の最後尾に連結される前提で造られていますが、上野駅の行き止まりのホームに推進運転で入線すべく、窓にワイパーを備えています。「夢空間」は1両ごとにメーカーが異なりますが、ダイニングカーは東急車輛(現在の総合車両製作所横浜事業所)製で、内装は東急百貨店が担当しています。
車内は、食堂と厨房(料理室)に大きく分かれています。内装は、パリのビストロをイメージしたポスト・モダン調のデザインで、今回の修復で床のカーペットを交換していますが、現役当時の姿を再現しています。食堂は4人用のテーブル席と2人用のテーブル席が3つずつあり、加えて4人用の個室が1室設けられています。テーブル席の窓の先は西武線の線路があり、西武の列車が行き交う姿も見えます。
今回の修復では、食事の提供も可能とすべく厨房も整備されました。上下水道が接続され、電子レンジやコンロなどが新調されています。「夢空間」の現役当時は電気コンロでしたが、修復に際しては今どきの電磁調理器(IHコンロ)に更新されています。





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