「なんでここが“阪神高速”なの?」 わずか3.8km「最短路線」の使いみち “つながってない”=下りれば超便利!?

阪神高速のなかでも特殊な路線が「17号西大阪線」。環状線からつながっていないどころか、一体となっている15号堺線以外からは、いったん一般道へ下りないとたどり着けません。しかし、知る人ぞ知る便利路線です。

なぜ西大阪線が「阪神高速」なの?

 では、ここまで特殊な西大阪線はなぜできたのでしょうか。阪神高速は次のように話します。

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西大阪線が15号堺線に合流する南開JCTの料金所(乗りものニュース編集部撮影)

「17号西大阪線は1969(昭和44)年3月に供用しており、阪神高速の中でもかなり古い路線です。もともと、17号西大阪線の沿線である大阪市港区、大正区、西成区あたりは川で分断されており、大阪府や大阪市はこの区間における円滑な交通を確保するため、道路整備を進める必要がありました。

 このとき、兵庫県側から大阪市に伸びてきていた国道43号、当時の名称で『第二阪神国道』をそのまま国道として大阪市港区から西成区方面に伸ばす予定を、既に発足していた『阪神高速道路公団』が整備する都市高速道路網の一部として道路公団が建設することで、早期開通が可能と判断され、国と道路公団とが施工することとなりました」

 つまり、もともとが阪神高速の広域ネットワークを担う位置づけではなく、あくまで「国道43号の有料区間」という、スポット的な有料道路として成立したわけです。

 なお、尼崎方面からは前出の通り堺線にも直通できますが、南開JCT手前の北津守で下りれば、地上で新今宮・阿倍野・天王寺方面へ向かうことができます。西大阪線内(北津守―安治川)だけを走行する場合には「西大阪線末端区間割引」が適用され、夜間(22~翌6時)ならば100円(ETC軽自動車等・普通車・中型車)に設定されているのも嬉しいところ。

 こうしたこともあってか、「西大阪線は国道43号のバイパスとしての利用と、堺線へ直接乗り入れる利用に分かれますが、バイパスとしてご利用いただく方の割合がやや多い状況」(阪神高速)とのこと。なお、西大阪線も堺線も延伸の予定はないというので、これからも“知る人ぞ知るルート”として使われそうです。

【ここか!】確かにナゾな「西大阪線-堺線」ルート(地図/写真25枚)

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