初設定の「北アメリカ―北海道」直行定期便、勝機はある? 航空会社の“本気度” 日本支社長が明かした意外な利用法とは
カナダの航空最大手、エア・カナダが北海道で初めてとなる北米直行の定期便を開設します。日本支社長は、好調な訪日客の利用だけでなく、日本からの乗り継ぎ需要など意外な利用法にも期待を寄せていることを明かしました。
北海道-カナダの密接な関係
たとえば、豊かな自然とオーロラ観賞で人気のあるカナダ北西部のホワイトホースやイエローナイフとバンクーバーを結ぶ路線とも、同じ日に接続します。また、日本との直行便がないアメリカ西部ポートランドとつなぐ路線にも乗り換えられます。
また、伊藤支社長が意外な用途として挙げたのが、姉妹提携先の自治体の利用です。「カナダの自治体と姉妹提携を結んでいる北海道の自治体は26もある」と紹介し、一例として北海道が姉妹提携を結んでいるアルバータ州にある大都市のカルガリー、エドモントンとも乗り継ぎやすい利点を力説しました。
新型コロナウイルス禍で見合わせていた提携先への自治体関係者の訪問や、学生らの語学研修なども想定されています。そこで、エア・カナダとしては「各自治体への働きかけもしっかりしながら、姉妹提携先との交流を強く深めてもらうようにしたい」と意気込みました。
「新千歳はゲートウェイになる」 国内の乗り継ぎも視野
新千歳発着となるとどうしても北海道の需要に目が行きますが、伊藤支社長は「運航期間中は新千歳がゲートウェイ(玄関口)の一つになる」とし、日本における乗り継ぎ需要にも期待を込めます。
エア・カナダが冬ダイヤ期間中に運航しているバンクーバー線は、今のところ成田空港発着だけです。東北地方の空港ならば新千歳―バンクーバー線と乗り継ぎやすい便もあるため「東北を含めて需要の掘り起こしになり、お客さまと旅行会社の選択肢が増える」と言います。
例えば仙台空港は新千歳線が多く飛んでおり、青森空港も往復ともに乗り継ぎやすい時間にフライトがあります。
そんな利便性を生かし、旅行会社に新千歳―バンクーバー線を利用した旅行商品を造成してもらうため、2026年4月上旬に北海道と東北地方の旅行会社向けのウェビナーを開催。カナダ観光局と各州・準州の観光局、アメリカの観光当局の担当者が観光名所などを紹介し、ツアーの企画や販売に役立ててもらうのが狙いです。
伊藤支社長は「冬向けの商品がゴールデンウイーク前ぐらいに出てきて、販売が始まるイメージを持っている」と解説していました。
さらに、新千歳―バンクーバー線は大阪(伊丹)、福岡の両路線とも乗り継ぎ可能なため「成田―バンクーバー線を補完でき、成田線が混雑している場合や、札幌に寄りたい場合に活用してもらえるかもしれない」と想定しています。





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