初設定の「北アメリカ―北海道」直行定期便、勝機はある? 航空会社の“本気度” 日本支社長が明かした意外な利用法とは
カナダの航空最大手、エア・カナダが北海道で初めてとなる北米直行の定期便を開設します。日本支社長は、好調な訪日客の利用だけでなく、日本からの乗り継ぎ需要など意外な利用法にも期待を寄せていることを明かしました。
運航期間終了後はどうなる?
就航後の新千歳―バンクーバー線は、前出の通り新千歳を2027年3月26日に出る便が最後となります。2027年の夏ダイヤには設定されていませんが、その後はどのような“航路”が待ち受けているのでしょうか。
伊藤支社長は「一番大事なのは初年度なので、初年度にしっかりと結果を出し、利便性が高くなるような努力を当然していきたい」と説明。その上で新千歳―バンクーバー線を「しっかりと成長、発展させていきたい」と意気込みました。
手本として挙げたのは、2022年12月に開設されたバンクーバーとタイの首都バンコクを結ぶ路線です。カナダ人が冬の間に温暖なタイを訪れる“避寒地”需要を見込んで就航し、当初は冬の間だけ運航していました。
ところが、利用が堅調なため「2026年からは夏も含めて通年化されることになりました」と説明しました。
伊藤支社長は新千歳―バンクーバー線も「数年をかけて通年化、もしくは運航期間を広げられるように、しっかりと視野に入れて取り組む」と力を込めます。旺盛な訪日旅行を追い風に、日本の需要も掘り起こして北海道発着の北米直行定期便を軌道に乗せられるのかどうかの真価が問われます。
Writer: 大塚圭一郎(共同通信社経済部次長・鉄旅オブザイヤー審査員)
1973年、東京都生まれ。97年に国立東京外国語大学フランス語学科卒、共同通信社に入社。ニューヨーク支局特派員、ワシントン支局次長を歴任し、アメリカに通算10年間住んだ。「乗りもの」ならば国内外のあらゆるものに関心を持つ。VIA鉄道カナダの愛好家団体「VIAクラブ日本支部」会員。





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