実は“重さ”ではない? 「総トン数」と「重量トン」の違いとは

「10万トン級の巨大船」は「重さ10万トン」なのか!? 実は船の「トン」は重さではない場合があるんです!

「トン」の由来は酒樽を叩いた音!?

 そもそも、なぜ容積や積載力を表す単位に「トン」という言葉が使われるようになったのでしょうか。そのルーツは大航海時代の欧州、15世紀頃まで遡るとされています。

Large 20260407 01

拡大画像

海上保安庁の巡視船は「総トン数」を用いている(画像:写真AC)

 当時、フランスからイギリスへワインを運んでいた船では、ワインを入れた酒樽(Tun)をいくつ積めるかが、その船の能力を測る基準となっていました。

 酒樽を数える際には、中身が空かどうかを確認するため棒で叩きました。このときの「タン、タン」という打音、または樽そのものを指すtun(=ton、tone)という言葉が、単位「トン」の由来になったと説明されています。

 現代では、こうした歴史的な背景から生まれた船を測る単位が整理され、用途にあわせて使い分けられているのです。また、今回紹介した2つ以外にも、客室などの収益に貢献する部分のみを測った「純トン数」や軍艦などで用いる「排水トン数」といった測り方があります。

 まとめると、船の「カサ」を知りたいときは「総トン数」、「運べる量」を知りたいときは「載貨重量トン数」ということです。次に船のニュースを見るときは「トン」が何を表しているのか注目してみると、その船の用途や役割を知ることができるでしょう。

【イラスト解説】一目でわかる! 「総トン数」と「載貨重量トン数」

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  2. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. 東京のベッドタウンにできた「道の駅」ウワサ通りの大盛況! 海ないのに「海産物がうまい!」…それこそが人気の秘訣?
  5. 北朝鮮 進水式で“派手に横転し”金総書記を激怒させた「新型艦」爆速で修理を行い海上試験開始!
  1. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  2. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  3. ロシア海軍のステルス艦が「大炎上」 ウクライナの攻撃で撃破される瞬間を捉えた映像が公開
  4. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  5. 空母化進む「最大の護衛艦」がフェリーと並んだ! 大きさの違いが際立つショットを海自が公開