「最長昼行特急」を再現/四国一周/最南端から最北端まで縦断… 「日本一の鉄道旅行」オブザイヤー 今年は激戦か!?
優れた鉄道旅行を選ぶ賞「鉄旅オブザイヤー」の第15回(2025年度)のグランプリが4月15日、選出されます。審査員を務める筆者は「前回にも増して激戦になる可能性が高い」と予告しながらも、本命を予想しました。
四国一周の盛りだくさんツアーもスゴイ
優秀賞の二つ目は、四国を周遊するクラブツーリズムの「道路と路線をそのまま走れる『世界初の営業運転DMV』にも乗車!瀬戸内海・太平洋・四万十川の絶景 7つのローカル列車で四国ぐるり一周 3日間」です。
線路と道路の両方を走ることができる阿佐海岸鉄道のデュアル・モード・ビークル(DMV)や、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の観光列車「やたろう号」、さらにJR四国予土線のディーゼル車両キハ32形の先頭部に「団子鼻」とスカートを取り付けて東海道・山陽新幹線の初代型車両0系の雰囲気にした「鉄道ホビートレイン」などに乗車。クラブツーリズムは「各路線の個性を楽しめる行程」にするように工夫したと説明しています。
筆者は60点満点中56点と二番目に高い点数を付け、「人口減少と過疎化が深刻な四国のローカル線の生き残りが厳しさを増している中で、阿佐海岸鉄道のDMVや、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の観光列車『やたろう号』など『潜在的な魅力がたくさんある』目玉列車へいざなって地域経済を盛り上げる好企画です。2026年度以降も継続し、息長く四国を応援してくれることに元松山市民として感謝しています」とのメッセージを寄せました。
●日本最南端から日本最北端まで「走破」
残る一つの優秀賞は、阪急交通社の大阪(伊丹)空港を発着し、JR日本最南端の始発・終着駅である枕崎(鹿児島県)から、日本最北端の駅である稚内(北海道)まで向かう4泊5日の「5つの特急と3つの新幹線でつなぐ鉄道でめぐる日本縦断の旅5日間」です。参加者が楽しめるように随所で旅程を工夫しており、アンケートに回答した参加者(428人)のコース満足率は95%に上ったと説明しています。
全線利用したJR九州指宿枕崎線の途中には、JR最南端駅の西大山(鹿児島県)がありますが、停車時間が短いという課題があります。そこで、貸切バスで訪れることで約20分間見学できるようにしました。
また、昼行在来線特急としては走行距離378.1kmと本州で最も長く、全国では3位の「スーパーおき」(JR西日本鳥取―新山口)と、396.2kmで全国2位の「宗谷」(JR北海道札幌―稚内)それぞれの一部区間にも乗車。出雲市(島根県)から東京への移動には、人気のある寝台特急列車「サンライズ出雲」を組み込みました。





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