日米2社のビジネスクラスを乗り比べ!のはずが…波乱の連続に トラブルの一部始終とANAがみせた連携プレー
東京~ワシントン経由でニューヨークに行くことになり、全日本空輸(ANA)とユナイテッド航空(UA)のビジネスクラスに乗る機会がありました。フライトそのものは快適だったのですが、その周辺で想定外のことがいろいろと発生し、ちょっとした「珍道中」になってしまいましたが……。
空港で事故発生、「乗り継ぎ便欠航」の通知が飛び込む
日本時間の17時頃、フライトの半分が過ぎたくらい(米国アラスカ辺り)で突然、旅行代理店やUAからメールが届きました。ワシントンのダレス空港からニューヨークのラガーディア空港に向かうUAの乗り継ぎ便がチャンセル(欠航)になったという内容です。詳細な理由は書かれていません。
そこで再予約を依頼するメールを両者に返信し、フライトアテンダントのAさんにも「何か知っている情報があったら教えて」と伝えました。
19時頃、UAから「翌24日18時41分ラガーディア空港着の代替便がある」というメールが来ました。さらに、ダレスに近付いている23時半頃、代理店から「ニューアーク・リバティー空港へのフライトがあるけどどうする?」というメールが来たので、そのフライトの再予約を依頼しました。リバティー行きの代替便は元のフライトと5分ほどしか時刻が違わなかったのはラッキーでした。
代替便を機中で再手配できたのは、ビジネスクラスのWi-Fiでテキストメッセージの送受信とウェブ閲覧の両方が無料だったからです。当初のプレミアムエコノミーだったら、ウェブ閲覧が有料なので着陸するまでメールチェックせず、対応が遅れてニューヨークに行くのが大幅にずれ込んだ可能性が高いです。
先方が空港までタクシーの手配もしてくれましたが、それも変更になります。やり取りはメールではなく、通話アプリWhatsAppでした。欧米ではLINEではなくこのアプリが主流で、私も使用していました。タクシー会社側には「再予約のスケジュールが決まったら連絡する」というメッセージをフライト中にしていたので、ビジネスクラスでなければ、やり取りができず、迷惑をかけたことでしょう。
飛行機はダレスに着陸。税関に向かうシャトルバスの車内では、ANAの現地スタッフが私の名前を呼びながら見つけ、次に乗るUAの乗り換えカウンターまでの行き方を丁寧に教えてくれました。フライトアテンダントのAさんが情報共有をしてくれたからこそです。ANAの最後まで客に寄り添う姿勢を強く感じた次第です。
入国手続き中に税関職員との会話で、ラガーディアで旅客機と消防車が事故を起こしたという話を初めて聞き、キャンセルとなった理由に納得します。その後、UAの乗り換えカウンターで事情を説明し、パスポートを渡すとニューアーク行きの搭乗券を渡してくれました。乗り換え時間は約1時間半でしたが、搭乗口に着いたときは搭乗開始約15分前というギリギリというか、ぴったりのタイミングでした。
ニューアークに向かう飛行機はCRJ550というボンバルディア製のリージョナル旅客機です。UAの公式サイトによると、座席はファースト10席、エコノミープラス20席、エコノミー20席の計50席。今回はエコノミーに座りましたが、座席は幅43.2cm、ピッチ76.2cmです。
所要時間が約1時間半と短いので、座席モニターはありません。ただ、UAはあのイーロン・マスクが経営するスターリンクと提携しWi-Fiを通じて機内エンターテインメントが楽しめます。
また、UAのマイレージサービス「マイレージプラス」の会員であれば、Wi-Fiが無料です。筆者はこの会員なのでメールチェックと並行して機内エンタメをいろいろ物色していましたが、気が付いたらもう着陸態勢に入っていました(苦笑)。
ニューアークに到着し、タクシーも無事にピックアップくれました。ニューヨーク市内のホテルに無事到着。部屋のテレビをつけると、ラガーディア空港の滑走路でエア・カナダ機が消防車と衝突したニュース映像を実際に見て、驚愕(きょうがく)しました。





「そんなこともあろうかと」と連続で、突発的な事象にも慌てずに解決していく姿に、洗練された旅行者の姿を見ました。お見事。