日米2社のビジネスクラスを乗り比べ!のはずが…波乱の連続に トラブルの一部始終とANAがみせた連携プレー

東京~ワシントン経由でニューヨークに行くことになり、全日本空輸(ANA)とユナイテッド航空(UA)のビジネスクラスに乗る機会がありました。フライトそのものは快適だったのですが、その周辺で想定外のことがいろいろと発生し、ちょっとした「珍道中」になってしまいましたが……。

帰りも深夜3時から長蛇の列に並ぶ

 帰りは、ニューヨーク(ラガーディア)からワシントン(ダレス)を経由して東京(羽田)に向かいますが、この時もいくつかのトラブルに見舞われました。

 まずニューヨーク到着翌日、ダレス~羽田のANA便が6時間遅延するというメールを受信。さらに出発24時間前のウェブチェックインは、ラガーディア~ダレスのUA便はできたものの、ダレス~羽田のANA便はeチケット発券ができず……仕方ないので、ダレスに着いてからANAのカウンターに行こうと考えました。

 アメリカ滞在中、イラク戦争と同じくらい大きなニュースとなっていたのが、保安検査を担う米運輸保安局(TSA)職員への給与未払い問題でした。TSAを管轄する国土安全保障省の予算措置が2月に失効し、職員に給料が支払われなくなり、欠勤や離職が続出。人材不足から、空港に長蛇の列ができたのです。ヒューストン空港では保安検査の待ち時間が4時間を超えたという報道もありました。

 筆者の乗るUA便はラガーディア発が早朝6時ですが、取材先の広報に意見を求めると早朝であっても3時間前に空港着が安全ということで、ホテル出発は深夜2時半のUberを予約し、空港に向かいました。

 ラガーディアには深夜3時頃に到着しましたが、空港内はすでに大勢の人です。その一方で、チェックインカウンターには誰も職員はおらず、保安検査場の入口を見ると閉鎖中です。ただ、そこから壁伝いに、ティズニーランドの人気アトラクションのような長い行列が伸びていました。慌てて並びます。ファーストやビジネス利用者には優先レーンがあったりしますが、その時の保安検査レーンは、TSAまたはTSA PreCheck(事前審査プログラム)という二つのレーンのみが機能していました。

 TSAに並んだ筆者ですが、列が動き出した当初、パスポートをチェックする保安検査員は1人だけで、手荷物検査場も1レーンのみ。時間を追うごとに対応する係員が増えていきましたが、保安検査場や税関を抜けるまでに最終的に1時間45分かかりました。

 日本だとイライラして職員にクレームをつける人も現れるかもしれませんが、陽気なアメリカ人は寛大で、そんな人は一人もいませんでした。また、国民性でしょう、彼らは待っている間、前後や隣の列の人と会話をし始めます。私も会話に参加しましたが「生活がかかっているのだから、誰もTSAの職員を責められない」と話していたのが印象的でした。

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コメント

1件のコメント

  1. 「そんなこともあろうかと」と連続で、突発的な事象にも慌てずに解決していく姿に、洗練された旅行者の姿を見ました。お見事。