米軍の“誰も置き去りにしない”を証明 1人の救出に航空機155機を投入「CSAR」のスゴさとは 日本の自衛隊はどうなの?
F-15Eが撃墜された際、アメリカ軍は直ちに救出作戦を発動し、最終的には爆撃機を含めた155機もの航空機と特殊部隊まで投入する大規模作戦へと発展しました。なぜそこまでするのでしょうか。
墜落したF-15E乗員2人の救出にのべ155機投入
2026年4月3日、イラン西部上空で戦闘中だったアメリカ空軍のF-15E「ストライクイーグル」が撃墜され、2名の乗員(パイロットと後席のWSO=兵器システム士官)がイラン国内に取り残されました。
アメリカ軍は直ちに救出作戦を発動し、最終的には爆撃機を含めた155機もの航空機と特殊部隊まで投入する大規模作戦へと発展しました。わずか2名を救うために、なぜここまで膨大な戦力が必要だったのでしょうか?
その答えは、アメリカ軍が重視する「CSAR(戦闘捜索救難)」という任務にあります。
通常の救難任務はSAR(Search and Rescue:捜索救難)と呼ばれています。日本の航空自衛隊の救難飛行隊が行っているのもこちらで、その任務の主体は救助者を生還させることにあります。
また活動の主体は日本国内とその近隣地域のため、平時においては活動中の交戦も想定されていません。
しかし、今回の救出作戦のように、敵対勢力が存在する戦場で行われる場合は、頭にC(Combat)を付けてCSAR(Combat Search and Rescue:戦闘捜索救難)と呼び、単に兵士を助け出すだけではなく、救出中の交戦も想定され、救難任務そのものが軍事作戦の一部となります。
人命救助と戦闘が一体化するのは、日本人の観点からは違和感を覚えるかもしれませんが、遠征軍として外国での軍事作戦を行うアメリカ軍にとっては、救出作戦でも戦闘を想定するのは普通のことなのです。





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