“伝説の立ち食い駅ラーメン”最後の1日って? 56年の歴史に幕、閉店が“異常事態”と化した一部始終

2026年3月末、東武スカイツリーライン西新井駅のホームにあった立ち食いラーメン店「西新井らーめん」が56年の歴史に幕を下ろしました。その最終日に密着しました。

半世紀の駅内ラーメン店が終幕

 東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の「西新井駅」のホーム内にある立ち食いラーメン店「西新井らーめん」が2026年3月31日に最後の営業日を迎え、ホームには別れを惜しむ利用客の長い列ができました。帰宅ラッシュと夕食時間が重なる夜には、常時30名以上もの行列が店前にでき、待ち時間は1時間を超えていました。立ち食いラーメン店としては異例の賑わいとなった「西新井らーめん」の最後の様子を紹介していきましょう。

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営業最終日を迎えた立ち食いラーメン店「西新井 らーめん」(布留川 司撮影)。

 このお店が西新井駅のホームに開店したのは1969年のことで、今年の閉店までの営業期間は56年間にもなります。定番メニューは醤油ベースのスープに縮れ麺といった昔ながらの東京風ラーメン。半世紀以上もの長い歴史があり、その存在は西新井駅の日常風景の一部だったともいえるでしょう。

 2026年の1月末に同店の閉店が報じられてから、このお店を訪れる人々は一気に増えたそうです。「それまでは1日あたり300食程度でしたが、閉店を告知した以降は倍の600食くらい出るようになりました。店員も通常は2名体制のシフトでしたが、いまは3名体制です」(店舗関係者)。

 店舗は列車が往き来するホームにあるため、過度な行列は来店者や駅利用者の安全上の懸念があります。店舗のある西新井駅の3番・4番線のホームは、3番線側がホームドア対応になっていないため、無秩序な行列ができてしまうと、電車の運行に支障を来す可能性もあります。そのため、店前のホーム床にはカラーテープで行列を統制する線が引かれ、折り返し列で30名くらいが並べるように整備。さらにピーク時には行列誘導のために警備員まで配置されていました。

【写真特集】「東京最後の駅ホームラーメン」最後の日をダダーッと振り返る

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