走行距離20万km超えでも「まだまだ現役」!? 世界中で日本の中古車が愛され続ける“壊れにくさ”以外の深い理由
日本では「走行10万km」が乗り換えの目安とされがちですが、アフリカなどの過酷な環境では、日本で役目を終えたはずのクルマたちが今日も元気に走っています。なぜ日本の中古車は、これほどまでに世界中で愛されているのでしょうか。
壊れてもすぐに直せる!? 世界で日本車が選ばれ続ける“部品の共通性”
日本車が山奥でも走り続けられるもう一つの大きな理由、それは壊れた際の「直しやすさ」にあります。
たとえばトヨタなどのメーカーでは、同系統のエンジンを複数のモデルで長く採用してきた歴史があります。
具体的には「1KD-FTV」というディーゼルエンジンが挙げられます。このエンジンは、「ハイラックスサーフ」をはじめ、「ハイエース」や「レジアスエース」のディーゼル車など、世界中で活躍する複数の車種に幅広く採用されています。
このように、同系統のエンジンやパーツを複数車種で使い回す設計は、結果として対応できる現地の整備工場や部品供給の裾野を圧倒的に広げることにつながっているのです。
また、日本車は世界各地で普及しているため、新品だけでなく中古部品や社外品が流通しやすいという強みもあります。
「部品がすぐ手に入る」「現地のメカニックに整備ノウハウが蓄積されている」という安心感こそが、電子制御を多用した最新モデルよりも、構造がシンプルで直しやすい一定の世代の日本車が選ばれ続ける最大の理由なのです。
2024年の貿易統計によると、日本の中古乗用車輸出台数は約136万台にのぼります。輸出先としてはロシアのほか、中東・アフリカの「アラブ首長国連邦(UAE)」「タンザニア」「ケニア」「南アフリカ共和国」などが上位を占めています。
日本の道から姿を消したクルマたちは、その頑丈さと「直しやすい設計の巧みさ」によって、地球の裏側で今日も元気に走り続けています。





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