東南アジアで新たに“空母保有国”誕生へ!? イタリアまさかの「0円で譲渡」の理由とは? 艦載機はどうなる

イタリア議会が、退役した空母「ジュゼッペ・ガリバルディ」をインドネシアに寄贈するという政府の計画を承認したと、2026年4月28日にイタリアメディアが報じました。

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 イタリア議会が、退役した空母「ジュゼッペ・ガリバルディ」をインドネシアに寄贈するという政府の計画を承認したと、2026年4月28日にイタリアメディアが報じました。

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空母「ジュゼッペ・ガリバルディ」。現在はイタリア海軍で予備役扱い(画像:アメリカ国立公文書館)

 同艦は2024年に予備役となり、作戦可能な状態で停泊していましたが、この決定によりイタリアは、友好国との関係強化の一環として、資産価値約5400万ユーロ(約100億円)と評価された艦を無償、すなわち0円でインドネシアに引き渡す体制を整えました。

 老朽艦とはいえ、なぜ5400万ユーロ相当の価値があると判断された空母を無償で引き渡すのかについてですが、実は空母は予備役であっても、保守点検などに年間約500万ユーロの維持費がかかることが指摘されていました。さらに、売却や解体に回した場合でもコストや膨大な時間がかかると見込まれたため、空母を必要とする友好国へ譲渡した方が合理的であると判断されたようです。

 実際、インドネシア政府は以前から「ガリバルディ」取得に向けて動いており、2025年9月にはインドネシア国家開発企画庁が取得に関する資金調達計画を承認したと報じられています。

 固定翼の艦載機については、同艦は垂直/短距離離着陸機であるAV-8B「ハリアーII」を運用していましたが、インドネシア海軍は同機を採用していません。そのため、代替としてトルコのバイカル製艦載無人機「バイラクタルTB3」の搭載が計画されていると伝えられています。

 空母「ガリバルディ」は1985年、イタリア海軍初の空母として就役しました。当初は法的制約によりヘリコプター空母として建造されましたが、その後ハリアーIIを搭載し、軽空母として運用されるようになりました。

 その就役期間を通じて、レバノン、リビア、ソマリアなど、主にアフリカ大陸周辺での作戦行動に参加してきました。

【画像】進水式当時の空母「ジュゼッペ・ガリバルディ」

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