深刻な物流課題、ダンロップはどう解決する?「ジャパントラックショー2026」で見せた“タイヤ管理”の最前線
住友ゴム工業(ダンロップ)が、2026年5月14日〜16日にパシフィコ横浜で開催された「ジャパントラックショー2026」に出展し、「ECO SMART PLAN(エコスマートプラン)」を中心に、さまざまな展示を行いました。
見えないセンサーからレースでの実証まで、進化する最先端技術
そのほかの展示では、タイヤの状況を見守るサービスとして空気圧・温度管理センサー(TPMS)と、トラックのタイヤ状態を一元管理できるアプリケーション「ESP3.0」、車輪脱落予兆・タイヤの空気圧・摩耗状態・荷重のほか、路面状態も検知できる住友ゴム独自のセンサーレスのセンシング技術「センシングコア」にも注目です。
TPMSとは、トラック・バス向けタイヤやホイールにセンサーを装着して、空気圧の低下や温度異常を検知するシステム。
センサーはホイールに巻きつけるベルト式、内側バルブに取り付けるバルブ式(どちらも外からは見えない)、そして外側のバルブに装着するキャップ式を用意しており、センサーから得られた情報によりタイヤの空気圧と温度の管理を行うことで、運行前点検の効率化、スローパンクの早期発見、ブレーキ引きずりなどの危険検知を可能としました。
このほか、サステナブル原材料を活用した商品開発の取り組み、全国221店舗で展開するトラック・バス用タイヤのサービスを行う「タイヤランド」なども紹介していました。
なかでも興味を引いたのは、廃タイヤ由来の油で作ったカーボンブラック搭載タイヤの開発とレースでの戦績です。2025年のスーパーGT選手権・GT300クラスで実際に投入され、第4戦富士で2日連続優勝、第5戦鈴鹿では2位表彰台を獲得したとのことです。
さまざまな問題をタイヤメーカーの視点から考えるダンロップの展示は、地道かつ極めて重要な取り組みが多く、タイヤが物流を支えていることを改めて教えてくれました。
Writer: 遠藤イヅル
1971年生まれの自動車・鉄道系イラストレーター/ライター。雑誌、WEB媒体で連載を多く持つ。コピックマーカーで描くアナログイラストを得意とする。クルマは商用車や実用車、鉄道ではナローゲージや貨物、通勤電車、路面電車、地方私鉄などを好む。





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