「日本最大級」75tレッカーの“弟分”登場!ヤマグチレッカーが新型50t車を初公開! こんなにデカいクルマは何を運ぶ?
2026年5月15日から17日までにパシフィコ横浜で開催された「ジャパントラックショー2026」で、来場者の注目を集めたのが、ヤマグチレッカーが展示した、巨大な新型50tレッカー車です。
実は100tクラスのクレーンも運べる!?
そもそも、このような巨大レッカー車は、どのような現場で使われるのでしょうか。
想定されるのは、トレーラーやバスといった大型車両、あるいは道路を自走して移動する建設機械などの救援です。これらの車両は車重だけでも10tを超えることが多く、路上走行可能な「ラフタークレーン」では、最大吊り上げ能力100t超級の大型車両になると、自重が40tを超えるケースもあります。
こうした大型車両をレッカーするには、牽引する側にも相応の出力と重量が必要です。その性能を追求した結果、生まれたのが、このような“怪物レッカー”だといえるでしょう。
しかも、今回の新型車は、先代の75tレッカーとは架装や運用コンセプトが異なります。先代は巨大な旋回ブームを備え、大型車両の横転事故などへの対応を重視した仕様でした。
一方、新型50tレッカーは、レッカーブームとアンダーリフトを一体化した構造を採用し、車両を「引っ張る」能力を重視しています。例えば、高速道路で横転した大型トレーラーを復旧させたり、ぬかるみに沈んだ大型建機を引き出したりする場面では、“吊る”能力よりも“引っ張る”能力のほうが重要になるためです。
展示会場にいたヤマグチレッカーの社員によると、この新型50tレッカーは、トレーラーや大型バスはもちろん、自重40t超の大型ラフテレーンクレーンの牽引にも対応可能だといいます。
また、実際のレッカー作業では、横転事故やスタックなど、通常の車両では対応困難なケースも少なくありません。現場によっては、75tレッカーと50tレッカーを組み合わせて運用することも想定されます。
ヤマグチレッカーでは、スカニアをベースにした3台目の大型レッカーも製作予定とのこと。複数の大型レッカー車両を保有することで、さまざまな状況下における大型車両の救援作業に対応できる体制を整えていくそうです。
巨大なクレーン車やトレーラーさえ運び出す“怪物レッカー”。高速道路で横転した大型トレーラーや、動けなくなった巨大建機など、通常のレッカー車では対応できない現場で、こうした超大型レッカー車が緊急時の切り札として活躍しています。
※記事タイトルを修正いたしました(5月25日12時05分)。
Writer: 布留川 司(ルポライター・カメラマン)
雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info





ヤマグチレッカー様とヤマガタ様は完全別会社ですよ?
ヤマグチレッカー様はレッカー車架装およびレッカー業務を行う会社様で、ヤマガタ様は海コン・冷凍冷蔵・タンクローリー・ルート配送等の運送業務を行う会社様。
流石に会社名を間違えてるのは訂正した方がよろしいかと…
業務自体完全に違うわけですし…
ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。