「飛行機雲=排ガス」って本当? 空の上で起きている自然変化と、「飛行機雲が長く残ると雨が降る」説は信じてイイの?
青空にスーッと一直線に伸びる「飛行機雲」。実はこの雲、すぐに見えなくなる時と、いつまでも太く空に残り続ける時があるのをご存知でしょうか。この雲がなぜ生まれるのかと、雲の残り具合でわかる「明日の天気の読み方」を解説します。
消えない雲は「雨の前兆」? 飛行機雲が教える空の機嫌
飛行機雲が長く残るかどうかの鍵を握るのは、上空の「湿度」です。空の高いところが乾燥していれば、氷の粒はすぐに昇華して見えなくなり、雲は消えてしまいます。逆に、上空の湿度が高ければ、氷の粒は消えにくく、風に流されて大きく広がっていくのです。
気象学的に見ると、上空が湿っている状態は、低気圧や前線の接近に伴ってみられることがあります。そのため、昔から「飛行機雲が長く残ると天気が下り坂になりやすい」という観天望気(自然現象から天気を予想すること)が語られてきました。反対に、雲がすぐに消えるときは上空が乾いている可能性が高く、少なくともその高度では飛行機雲が残りにくい、晴れの状態だと考えられます。
また、長く残った飛行機雲が巻雲(すじ雲)のように広がることで、夜間に地表からの熱を逃がしにくくするなど、気候に影響を与える「温室効果」を持つことも指摘されており、環境問題の観点からも研究が進められています。
次に青空に白い線を見つけたときは、その形や消え方をじっくり観察してみてください。ただの「乗りものの跡」ではなく、空が発している「天気のメッセージ」を受け取ることができるのではないでしょうか。





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