「違うよ、豪州産だよ」…ハイ??? “和牛バーガー” 海外のモスで頼んだら衝撃! 海外「Wagyu」事情が想定外すぎた
シンガポールの象徴マーライオンの近くにあるモスバーガーで「和牛バーガー」を発見。しかし、その正体は日本産ではなくオーストラリア産でした。その背景と、シンガポールならではの食体験をレポートします。
海外で「和牛」といえば実はオーストラリア産が主流?
じつはモスバーガーで使われていたのは、日本産和牛ではなく「オーストラリア和牛(Australian Wagyu)」と呼ばれる牛肉でした。
これは日本の和牛血統を持つ牛をオーストラリアで繁殖・肥育したもので、現在ではオーストラリアは日本国外最大級の和牛生産国として知られています。現地では日本から導入された和牛の血統をもとに生産が行われており、なかにはアンガス牛など他品種との交雑種も数多く存在します。
価格は日本産和牛より大幅に安く、シンガポールのファーストフード店やカジュアルレストランで「Wagyu」と表示されている商品の多くは、このオーストラリア和牛です。
また、交雑によって脂の量や肉質も調整されているため、日本の高級和牛ほど脂が強くなく、ハンバーガーやステーキとして食べやすいのも特徴です。位置付けとしては超高級食材というより、「一般的な牛肉よりワンランク上のプレミアム食材」といったところでしょう。実際、モスバーガーでも通常のバーガーよりやや高価な上位商品として販売されていました。
筆者も実際に和牛バーガーを注文し、店先の屋外席で味わってみました。目の前にはマーライオン公園と高層ビル群が広がっています。
日本生まれのハンバーガーチェーンで、オーストラリア産の和牛を使ったバーガーを食べる。そして視線の先にはシンガポールの象徴であるマーライオン――。
日本、オーストラリア、シンガポールという3か国がひとつのハンバーガーの中で交差する、不思議ながらも実にシンガポールらしい体験でした。
Writer: 布留川 司(ルポライター・カメラマン)
雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info





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