銀座線→丸ノ内線「直通列車」に乗ってみた 珍しい“地下鉄の踏切”を通過 ワゴンカートの車販も
通常は他路線と直通運転を行わない東京メトロ銀座線と丸の内線。この2路線を直通するイベント列車「夢の冒険列車 ルート銀丸」が、1日限定で運行されました。
上野車両基地の「地下部」にも入線
先述のように銀座線は線路から電気を得るため、旧1000形ではサードレールが途切れる分岐器付近などで車内の電気が消え、予備灯が点灯していました。今回のイベント列車は、特別に予備灯を点灯させる状況が再現されました。
今回のイベント列車が実現に至った発端は、乗務員の「せっかくレトロな車両があるのに、使わないのはもったいない」という思いだったそうです。
列車の出発地となった上野車両基地は、地上部と地下部の2層構造となっています。ツアー参加者は地上部から列車に乗り込みました。発車すると、地下鉄の踏切としては日本唯一の踏切を通過し、上野車両基地の地下部に入線しました。
この踏切は、道路の通行を止める遮断機があるのは一般的な踏切と同様ですが、列車が走らない時は線路側にも鉄の柵が下ろされ、人が容易に立ち入れないようになっています。
上野車両基地の地下部を出ると、今度は上野駅で方向を変えて浅草方面へ向かい、2024年度から供用が開始された浅草駅留置線に入線しました。ここで折り返し、駅を通過しながら渋谷方面へ向かっていきます。
車内ではワゴンカートによるグッズ販売が実施されたほか、かつて存在した万世橋駅付近では、乗客が跡地を見られるように徐行運転も行われました。一部区間では車内が完全に消灯され、非日常体験を楽しむことができました。
列車は赤坂見附の連絡線を通って丸ノ内線に入り、各駅で列車を待っている乗客の注目を集めながら、中野車両基地まで走行。中野車両基地では、教習用として保存されている先代の01系とツアーで使用された1000系を並べた撮影会が開催されました。
東京メトロの担当者は「銀座線だけでなく、他路線でも今回のような企画を展開していければ」と力を込めます。ツアー参加者は、特別な運行ルートや非日常感たっぷりの演出に満足していた様子でした。





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