1台800万円の360馬力仕様!「警視庁だけの怪物」白い覆面パトカー ついに引退か?

警視庁にのみ15台が配備され、その圧倒的な加速力とフルエアロの外観から「白いヤツ」「スーチャ」と恐れられた交通覆面パトカー「マークX+Mスーパーチャージャー」。ついに引退したかも、という噂の真相をひも解きます。

本当に全車引退なの?

 2019年度に都費配備されたTRDパーツ付き「カムリ」や、210系「クラウンアスリート」の覆面パトカーなどとともに大いに活躍していた「マークX+Mスーパーチャージャー」でしたが、配備から10年を過ぎたころから数台の廃車が確認されるようになっていきます。

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「マークX」(130系中期型)の覆面パトカー。こちらは捜査用で、上部の赤色灯が反転式ではなく着脱式であるほか、前面警光灯がない(大塚正諭撮影)

 後継と目される都費導入の220系「クラウン」交通取り締まり用覆面パトカーが配備された後も、まだまだ都内で目撃例があがっていましたが、年度がかわった2026年4月以降は見られる回数が少なくなったのも事実です。

 SNSには「配備されていた15台すべてが引退した」という情報もあがっていますが、もちろん警視庁の公式発表でありません。そのため、あくまでも推測にすぎませんが、すでに運用開始から10年以上が経過しているため、交通取り締まりの第一線から引退したのは間違いないでしょう。

 おそらく残っていても、警察官の送迎などに使う日常業務用(いわゆる下駄車)や、大規模警備の際に予備車として出動するぐらいだと思われます。とはいえ個体にもよるものの、程度さえよければ数年は残り続けることもあるため、その姿を見られる可能性はまだゼロではないはずです。

 ちなみに、マークX中期型の交通取り締まり用覆面パトカーは2013年度と2015年度に国費として奈良県や兵庫県などへ配備されたほか、一部地域では都道府県費での配備もありましたが、警視庁の「スーチャ」のインパクトがあまりにも強すぎた影響か、それらはどちらかといえば目立たぬ存在でした。

 余談ですが、実際に過去、「スーチャ」の取り締まりを受けた筆者(大塚正諭:軍警写真記者)の知人は「ヤツだ、白いヤツだ」と『機動戦士ガンダム』第32話(強行突破作戦)の名セリフを残しています。

【覆面パトに見えない⁉】フルエアロの「スーチャ」、赤色灯収納時と点けた状態を見比べ(写真)

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