ワールドカップ日本代表の初戦の地「ダラス」! 実はその名の米軍艦は過去1隻だけ “世界最強の原潜”だった
2026年サッカー・ワールドカップ北中米大会が開幕し、日本代表はテキサス州のダラス・スタジアムで初戦を迎えます。日本人にも馴染み深い大都市ダラスですが、その名を冠した米軍艦は過去に1隻のみ。その正体と数奇な記録を解説します。
次の「ダラス」はどんな艦になるのか
ロサンゼルス級は、アメリカ海軍の攻撃型原潜では第3世代となるクラスで、水中速力33ノット(約61.1Km/h)、浮上時速力15ノット(約27.8km/h)、乗員数は約140名。武装として、533mm魚雷発射管4門とミサイル垂直発射装置(VLS)を12セル備えています(VLSは中期型であるフライトII以降から装備)。
なお、魚雷発射管からは音響誘導式のMk.48魚雷だけでなく、対艦ミサイル「ハープーン」や巡航ミサイル「トマホーク」といった各種誘導弾を水中発射できるほか、各種の機雷も射出することが可能です(過去には対潜ミサイル「サブロック」の運用能力も有していた)。
2026年現在は、新型のバージニア級(66隻調達予定)への更新が進んでいるため、初期に建造されたフライトIの31隻は全艦退役済みで、中期型のフライトIIが1隻と後期型のフライトIII(改ロサンゼルス級)20隻の、合計21隻が現役で運用されています。
前述したように、「ダラス」はロサンゼルス級の13番艦(フライトI)として1981年7月18日に就役しました。ただ、37年間の現役を経て2018年4月4日に退役しており、次に「ダラス」の都市名がアメリカ軍艦に付けられるのはいつなのか、また艦種が何になるのかは、まことに興味深いところです。
とうぜん、今回のワールドカップで日本代表が勝利することも期待したいです。予選リーグを無事に突破できるよう、初戦となるダラス・スタジアムでの対オランダ戦には皆で注目しましょう。
Writer: 白石 光(戦史研究家)
東京・御茶ノ水生まれ。陸・海・空すべての兵器や戦史を研究しており『PANZER』、『世界の艦船』、『ミリタリークラシックス』、『歴史群像』など軍事雑誌各誌の定期連載を持つほか著書多数。また各種軍事関連映画の公式プログラムへの執筆も数多く手掛ける。『第二次世界大戦映画DVDコレクション』総監修者。かつて観賞魚雑誌編集長や観賞魚専門学院校長も務め、その方面の著書も多数。





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