「1発数億円」のミサイルはもう限界!? 米軍が開発する「メチャ安巡航ミサイル」すでにウクライナで使用の噂も
現代の航空戦において、1発数億円もする精密誘導兵器の「枯渇」が深刻な問題となっています。その解決策としてアメリカ軍が開発を進めているのが、1発約4000万円という格安の巡航ミサイルAGM-188A「ラスティ・ダガー」です。
これまでの巡航ミサイルより一桁低い価格
AGM-188A「ラスティ・ダガー」はこのプログラムにおける有力候補の1つであり、その要求性能は明快です。既存の誘導爆弾の弾頭よりも小さな爆弾を約450km先まで運搬できること。つまり戦闘機が敵防空圏の外側から兵器を発射し、安全距離を保ったまま攻撃を実施できる能力が求められています。
現代の防空システムは長射程地対空ミサイルと高性能レーダーによって構成されており、戦闘機が目標上空へ進出するリスクは年々増大しています。航空優勢を完全に確保できる状況はむしろ例外となりつつあり、攻撃機の生存性を高めるためにはスタンドオフ攻撃能力、すなわち敵の射程圏外から攻撃を加えることが不可欠です。AGM-188Aはまさにその需要に応える兵器と言えるでしょう。
しかし、AGM-188Aの真価は射程ではありません。最大の特徴はその驚異的な低価格にあります。
アメリカ軍が示している目標調達価格は約25万ドル、日本円で4000万円程度とされています。これは従来型巡航ミサイルの価格と比較すると実に一桁低い水準です。数億円級の兵器を消耗することに慎重にならざるを得なかった従来の航空作戦に対し、AGM-188Aは「大量に撃てる巡航ミサイル」という新しい選択肢を提示します。





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