ホンダの「着脱式バッテリー」が建機業界の“ゲームチェンジャー” になる!? 東南アジアでは普及済み メリットと課題は?

バッテリーパックを使う乗りものは、そのパックの使い勝手にスペックが左右されてきました。本田技研工業のパックの能力について見ていきます。

「いつでもフル充電」が生み出す新たなメリット

 今回のCSPIでは工事事業者向けとして、いくつかの製品とあわせて展示が行われました。展示されたコマツ製のマイクロショベルカーをはじめ、バッテリーパックを使った舗装用の小型転圧機(ハンドガイドローラーなど)、工事現場で使う投光器などが、同バッテリーで駆動するように設計されています。また、複数のバッテリーをまとめて挿入し、簡易的な発電機として利用できるユニットも展示されていました。

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バッテリー交換ステーションは、主に東南アジアで普及が見られているとのこと(乗りものニュース編集部撮影)。

 このバッテリーパックは、住宅街や隘路(あいろ)のような重機が入りにくく、騒音に配慮しなくてはならないエリアでの運用が想定されています。ディーゼルエンジンを使った作業車はどうしてもサイズの小型化に限界があり、加えて発生する騒音はアイドリング時でもかなりのものです。これを解消するため、可搬かつ大出力のモバイルバッテリーと、それを動力とする独自設計の小型重機が用意されたとのことです。

 とはいえ、日本ではまだバッテリーパックの需要がそこまで高くなく、東京と大阪に専用のバッテリー交換ステーションがひっそりと置かれている状況です。しかし、これが海外、特に東南アジアにおいては事情が全く異なります。

 東南アジアでは電動二輪や電動三輪のモビリティの需要が高く、このバッテリー交換ステーションもある程度設置されています。バッテリーを交換すればすぐフル充電で動けるため、「24時間365日、いつでもオペレーションに対応できる」という点は、現地で高い評価を得ています。

 こうしたことを鑑みると、インフラが整った状況でニーズがあって初めて、バッテリーを主軸としたモビリティが本格的に普及する段階に進めるのでしょう。

【意外と持ちやすい】バッテリーパック対応の重機、着々と増えてます!(画像)

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