鳥居をくぐったら“キリスト教の教会”だった――かつての「日本」台湾に残る神社がゆる~くカオスな件 驚愕のリメイク版も!?
1895〜1945年の50年間、台湾は「日本」でした。今も台湾各地には日本統治時代の「神社」の遺跡が残りますが、一部は驚きのリメイクを遂げたものもあります。
神社と廟がミックス!? 不思議な神社遺跡【汐止忠順廟(汐止神社遺跡)】
台北から在来線(台鉄)に乗り北東に約20分ほどの場所にある汐止駅を下車。駅北側にある汐止公園の入口に今も、大きく真っ赤な鳥居があります。もちろんこの鳥居も日本統治時代に設置されたもので、この鳥居をくぐり、さらに進んで行くと汐止神社跡の忠順廟があります。
汐止神社は1937(昭和12)年に神社として建てられましたが、戦後、国民党軍によって道教の廟である忠順廟に転じられました。しかし廟内には狛犬などの神社の痕跡も随所にあるため、結果的に廟と神社をミックスしたような印象を与える興味深い神社遺跡となっています。
(「汐止忠順廟(汐止神社遺跡)」新北市汐止區公園路10號)
拝殿が「帽子型」に改造された元神社跡【金陵祠(鳥居土地公廟)】
1936年、当時台湾で流行っていたバロック式建築を取り入れて創建された神社跡です。今も鳥居・石灯籠が残っていますが、大半は道教式に改変。帽子型の拝殿となり、結果的に日本式・バロック式・中華式が混在した廟となっています。
祀られているのは、地域を守る土地公。この界隈に多い客家人が営むサトウキビ、タバコ葉などの農家の人たちが豊穣を祈願するために参拝に訪れることが多いようです。
原則的には無人の廟ですが、廟に備えられたQRコードをスマートフォンで読み込むと、音声とビデオによって廟のガイドを聞くことができるシステムがあります。一見の参拝者への配慮もする親切な廟です。
(「金陵祠(鳥居土地公廟)」台中市豐原區鐮村里鐮村路271巷63號(對面))
公園で“寝ている”日本統治時代の鳥居【台中公園(台中神社遺跡)】
台湾南部の都市、台中の中心地にある台中公園。ここはかつての台中神社があった場所です。
神社の大半は戦後すぐに破壊されましたが、遺された鳥居は園内の一角で寝かされ保存されています。この鳥居は、第七代台湾総督だった明石元次郎の墓前にあったもので、「無言で歴史を伝える」遺構としてよく知られています。
(「台中公園」台中市北區公園路37之1號)





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