なぜ警察なのに緑と白? 黒豹マークを付けた「東京の精鋭部隊」きっかけは50年前
パトカーといえば白黒、機動隊の車両といえば青と白。しかし、警視庁には緑と白の特殊車両も存在します。「黒豹」のエンブレムを掲げ、災害救助の最前線で活躍する精鋭部隊の全貌と、車体が緑色に塗られている理由をひも解きます。
機動救助隊という命綱
この災害救助を行う部隊の乗りものは、どうして緑色という特徴的なカラーをしているのでしょうか。
機動救助隊のルーツは1972年8月30日にさかのぼります。この日「機動救助隊等の編成および運用要綱の制定について」が制定され、各機動隊および特科車両隊に機動救助隊が配備されました。また第2と第7の2個機動隊には水難救助隊が編成され、双方が「レスキュー110」の呼称で呼ばれるようになりました。
このとき用いられたカラーが緑色、つまり今日の機動救助隊が使う緑色カラーの出発点でした。警察と消防で同じような用途の車両があっても、それぞれの車体色が違うため“運用している組織が違う”ということが一目でわかりやすくなっています。
機動救助隊は警察組織であるため、救助活動と並行して「交通規制」「避難誘導」といった交通網に対するコントロールを行うことが可能です。災害時などの切迫した状況で、人命救助を行いつつ、交通の流れを安全圏に導くことができるのは、警察ならではの大きなアドバンテージと言えるでしょう。
警察組織にありながらも救助の第一線で活躍する機動救助隊、それを支える緑色の車両はいざという時に頼りになる“命綱” として、これからも大きな活躍を見せてくれるでしょう。





コメント