仏独共同開発の“中継ぎ”戦車が実はかなりハイテク!?「無人砲塔」で射撃する様子などを動画公開
KNDSは2026年6月30日、新型戦車「CAPINT(Capacité Intermédiaire=中間能力)」の動画を公開しました。
フランス向けの新型戦車
KNDSは2026年6月30日、新型戦車「CAPINT(Capacité Intermédiaire=中間能力)」の動画を公開しました。
この戦車は、フランス・パリ近郊で6月15日から19日まで開催された防衛展示会「ユーロサトリ」で初公開された車両です。
フランス軍の老朽化したルクレール戦車の暫定的な後継車両として開発されたもので、KNDSドイツが開発した車体(シャーシ)に、KNDSフランスが開発した戦車砲を組み合わせた構成となっています。
ドイツ開発の主力戦車である「レオパルト2A8」から派生した強化型シャーシには、優れた出力重量比を実現する1500馬力のディーゼルエンジンを搭載し、高い機動性を確保しています。また、砲塔は無人化されており、乗員は高い防御性能を備えた車体内の区画から操縦や射撃を行います。そのため、対戦車ミサイルや自爆ドローンによるトップアタックを受けた場合でも、高い生存性が確保できるとされています。現状ではレオパルト2 A8などと同じ120mm滑腔砲を搭載していますが、将来的には140mm砲への換装も視野に入れられています。
同車両は、CAPINT(中間能力)という名称が示すとおり、フランスとドイツが共同で進める次世代戦車開発プロジェクト「MGCS」の遅延を受けて開発されたものです。現在、フランス軍の主力戦車であるルクレールは2038年までに退役する予定ですが、現行計画ではMGCSの実戦配備が間に合わない可能性があります。
現時点でMGCS計画そのものが中止される予定はありませんが、フランス国防省はすでに4月、中間的な戦車を開発する方針を明らかにしており、今回、その実車が初めて動画で公開された形となります。動画では、CAPINTが軽快に走行する様子に加え、おそらく車体側に搭乗した状態の砲手が、行進間射撃(車両が移動しながら行う射撃)を行う様子も収められています。





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