JR東日本の旗艦「四季島」登場、その特徴とは? 車両、客室、旅、そして登場の目的(写真40枚)

大きく3タイプある客室 最上級客室はもはや列車ではない?

大きく3タイプある客室 最上級客室はもはや列車ではない?

スイート各部屋にシャワーとトイレ

 もっとも多く用意されている「スイート」は合計15室で、2、3、4、8、9号車に3室ずつ存在。ポイントは「フラットなフロア構成による穏やかな空間で、安らぎと開放感を演出」したことで、和の伝統であるきめ細かな意匠や素材感をモダンに展開。深みのある心地よさと同時に、新しい時代の上質感を表現したといいます。

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ソファ状態の「スイート」。
「スイート」のシャワーとトイレ。
バリアフリータイプの「スイート」。出入口が広くなっている。

 各個室にはシャワーとトイレが設置されているほか、うち1室はバリアフリーにも対応しています。

デラックススイートにはひのき風呂

「デラックススイート」は、7号車に1室のみの用意。ポイントは「段差を抑えつつ、車両の高さを最大限に生かした空間」であること、そして「ひのき風呂」です。木曽ひのきを使った浴槽が備えられています。

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「暖炉」がある「デラックススイート」。本物の火ではない。
ベッドにもなる「デラックススイート」のソファ。
障子をあけて車窓も楽しめる「デラックススイート」のひのき風呂。

 空間のぜいたくさと上質さがテーマで、日本古来の柄や木を用いながら、さまざまな素材を組み合わせて、モダンで洗練された空間を演出したとのこと。もちろん、トイレも用意されています。

最上級客室は「モーターなし」活用 メゾネットで畳敷き、掘りごたつ

 最上級客室である「四季島スイート」も、7号車に1室のみの用意。ポイントは「ひのき風呂」と「メゾネット構造」です。1階は寝室、2階は畳敷きに掘りごたつという、高級温泉旅館のような、列車内であることを忘れてしまいそうな空間になっています。

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2階建て構造の「四季島スイート」。
2階に畳と掘りごたつがある「四季島スイート」。
「四季島スイート」1階のベッドルーム。

 JR東日本によると、見晴らしのいい2階と落ち着いた雰囲気の1階という2フロア構成で、満ち足りた和の空間で刻々と移ろう風景を眺める非日常を体験できるそうです。

 この「四季島スイート」と「デラックススイート」がある7号車はモーターがなく、床下に搭載する機器類が少ないことから、車内のスペースを高く取ることが可能。特に「四季島スイート」のメゾネット構造は、「モーターなし車両」であることを生かしたものといえます。

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コメント

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1件のコメント

  1. 旅行中に函館と札幌で見た。
    ホテルのロビーや美術館を思わせる車内は、『瑞風』とは対照的な印象を受けた。
    でも私には縁のない列車。
    乗車できる資金はあっても、ドレスコードがある時点で自分には身分不相応。
    やはりクルーズトレインには、品のある方が乗車されるのが望ましいと思います。