東岸和田駅付近の上り線、10月高架化 営業キロ変更も JR西日本・阪和線

高架化事業が進むJR阪和線の東岸和田駅付近で、下り線に続き、上り線が2017年10月22日に高架化されます。なお、これにともない営業キロの変更が生じます。

線路切り換えにともない一部運休や時刻変更などを予定

 JR西日本は2017年5月22日(月)、阪和線の東岸和田駅(大阪府岸和田市)付近で進めている高架化事業で、下り線(和歌山方面)に続き、10月22日(日)から上り線(天王寺方面)の線路も高架に切り替えると発表しました。

 7か所の踏切廃止と、線路によって東西に隔てられた地域の一体化を図るため、JR西日本と大阪府、岸和田市は高架化事業を推進。2015年2月には下り線が高架化されています。

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2017年10月22日からの東岸和田駅におけるレイアウト(画像:JR西日本)。

 今年10月22日には上り線も高架化され、東岸和田駅においても上り線のホームが地上から高架に移されます。また、東口と西口を結ぶ改札外通路の使用も開始される予定です。

 線路の切り替えにともない、10月21日(土)の夜から翌22日(日)にかけて、列車の一部運休や時刻変更、代行輸送などが計画されています。

駅舎移転で営業キロ変更 運賃が変わる区間も

 なお、東岸和田駅の駅舎移転にともない、運賃計算に用いる「営業キロ」が次のとおり変更されます。

●10月21日(土)まで
・下松~東岸和田:1.5km
・東岸和田~東貝塚:1.5km
●10月22日(日)から
・下松~東岸和田:1.4km(0.1km減)
・東岸和田~東貝塚:1.6km(0.1km増)

 これにより運賃が変わる場合もあります。現行より高くなる場合、運賃改定前(10月21日まで)に購入したきっぷは、有効期間が改定後にかかるものであってもそのまま使えます。現行より安くなる場合は、きっぷを使用した後に窓口へ提示すると差額の払い戻しが受けられます。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. 営業キロ短縮と駅の一体化は両立できる事が分かった。
    南海の方も相次いで高架化しているから、阪和線も高架出来るところはした方が良い。

    あと関係ないけど、沼津駅や淡路駅、春日部駅などは直通を考慮した高架も必要になる。
    高架になれば橋上駅舎より利便性が上がるし、高架下に自転車置き場も作りやすいし。

  2. 営業キロ短縮というか移動ですね。こういう高架化事業で0.1kmずらすというのは、あまり見たことがないように思います。

  3. 営業キロは別に短縮されてないでしょ。
    単に東岸和田駅が天王寺寄りに100メートルほど移動しただけ。
    東岸和田駅を挟んで移動する分には、何の変化もない。