「住むなら東急沿線」と思わせる10の理由 「生活」を追求する路線網
住むなら穴場? 都内の東急「ローカル線」
【4位】東急グループの生活環境サービス
1位の田園都市線の事例にもあるように、東急グループは生活に必要なあらゆるサービスを事業としています。それは3位で説明した、優良な居住環境を提供するためです。東急電鉄のほとんどの駅から東急バスが発着しており、鉄道路線網の空白を埋めています。駅周辺や住宅密集地域にはスーパーマーケットの東急ストアが配置され、ほとんどの地域で、日用品を徒歩で買いに行けます。
渋谷には東急百貨店があり、衣類、家具などの高額商品も提供します。休日のレジャー需要向けに、映画館や遊園地も経営していました。東急電鉄のすべての路線はJRや他の私鉄と接続しており、相互直通運転も実施しています。しかし、生活面に関しては、東急沿線から他の路線の地域へ出る必要はありません。これで勤務先が東急グループとなれば、完全なる東急内経済が完成します。
現在、東急グループは東急電鉄をリーダーとし、交通事業、不動産・建設事業、生活サービス事業、ホテル・リゾート事業の4分野でグループ企業を展開しています。
【5位】愛されるローカル電車、池上線、多摩川線
東急電鉄は「田園都市構想」に基づいて作られた鉄道部門です。しかし、その趣とは異なる路線が池上線です。池上線は池上電気鉄道が建設、開業しました。目的は池上本門寺の参詣輸送。国営の東海道線が開業し、川崎大師の参詣が賑やかになると、大師電鉄(現・京急電鉄)が川崎大師~大森間を開業します。その大森と池上本門寺を結ぶ目的で計画されました。実際には蒲田~池上間で開業し、目黒と結ぶ目論見でしたが、目黒蒲田電鉄と競合するため五反田へ延伸したのち、目黒蒲田電鉄に敵対的買収をされました。
しかし、五反田~蒲田間も都心に近く、通勤に便利なため住宅地として開発されていきます。東京の下町に見られるように、駅周辺の大地主が銭湯業者を誘致し、その周囲に賃貸住宅を建てます。銭湯に人が集まるため、門前町のように商店が参入し、商店街が形成されました。「田園都市」とは異なる形で、草の根の住宅開発が行われました。こうした経緯から、池上線沿線は商店街が発達し、その周辺に住宅街が発展しました。現在も商店街がにぎやかで、その典型例が戸越銀座(東京都品川区)です。
池上線はいまでも車体長の短い3両編成でピストン輸送しています。これは多摩川線も同じ。多摩川線は目黒蒲田電鉄の一部で、創業社の直営路線でした。しかし、東横線の混雑緩和のため、目蒲線のうち目黒~多摩川間は長大編成に対応し、地下鉄とも乗り入れるよう改造されました。残された多摩川~蒲田間は池上線と同様の短い編成となりました。
池上線と多摩川線は、かつてライバル会社でありながら、現在は雪が谷車庫を共有する仲間です。どちらも増え続ける輸送量に対応するため、運行間隔を短くして対応しています。都心に近いとはいえ、静かなたたずまい。昭和の情緒が残る街です。無料デーなどを企画しなくても、名所発掘などこじつけなくても、静かで居心地の良い街です。住む場所としては穴場かもしれません。
悪いけど東急沿線には住みたくない。
世間的には、おしゃれ、お金持ちというイメージらしいけど、実際そんなことはない。
沿線開発して人詰め込むだけ詰め込んで、地獄の満員電車で稼ぐという手法には踊らされたくない。
沼部駅ですね
呆れて最後まで読めなかった
地方民で興味無いんですが、ローカルネタ枠でも作ったらどうですか?
その“遊び心”っていうのは鉄視点以外の何物でもないだろうが。
もっと普遍的な意味でのものを語れよ。
田都沿線住みです。
住むなら東急線(街並み)ですが、鉄道会社としてみると、イマイチだと思います。電車に乗る楽しみがないというか・・苦痛というか・・
小田急みたいなロマンスカーはないし、西武のような臨時列車はないし、京成や京急のようなエアポート列車はないし、街と街を結ぶだけ?京王にまで座席指定ができるとか・・
そのうちに、西武のレッドアローが乗り入れてきたり、東武の日光や会津に行く特急や、新横浜経由で伊豆に行けるようになるともっといいな!と思います。
単にメトロがGOサインを出さなかっただけではないかと…
新横浜経由の伊豆行きもJRとしたら、じゃあ武蔵小杉に停めて増発を考えるだろう。
決定的に弱いのは成田、羽田の両空港アクセス。蒲蒲線が出来たとしても効果は微々たるものかと。成田…武蔵小杉からNEXかバス…
なんだ、このネガティブ発言の嵐わ。
元東横民だけど、
ホーム向かえで乗り換えできたりするところや、
溝口スーパーの駅としてのエスカレーターを評価していたのだが、
ここ10年はひどいね。電車のキャパがあってない。
駅周辺の作りは評価できる。西武なんて不便だったよ。ほんと。
バブル脳が消えないブランド信仰のこの記事から加齢臭を感じる。
こんだけ長い文章に何も書いてないのが、東横線の特急運転、目黒.大井町線の急行運転や各線のATC化とか鉄道輸送の基本的サービスの向上に努めた点が重要なのだが。
小田急の複々線化、ましてや京王の有料特急等は効果が限定的な面があるのに。格差の大きかった東急の路線だが、今は各線に見合うサービス向上を完璧とは言えないまでも満遍なく行ってきた上に現状があると思うのだが…
>「どの交通機関も東急ばっかりだ。もう電車もバスも乗らない。クルマで生活するんだ」と決めても、ガソリンスタンドは東急が経営している場合があります。油断できません。
しかしタクシーは東急じゃないんだな。
正確には戦時統合でタクシーを運営していたのだが、財閥解体の一環で神奈川都市交通と日本交通に分かれ東急グループから離脱している。
もっとも別れたのは資本的な話だけだけどね。