トヨタ「e-パレット」は世界をどう変える? 社会通念を揺るがすそのポテンシャルとは(画像25枚)

トヨタが「CES2018」にて発表した「e-パレット・コンセプト」は、人の価値観や自動車メーカーの在り方をも変えてしまうかもしれません。そのポテンシャルはもちろん、すでに具体的に動き始めている点にも注目です。

大風呂敷にあらず、トヨタが新型EVのコンセプトを発表

 新年早々、1月7日(月)から12日(金)にかけて、アメリカのラスベガスで「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)2018」が開催されました。いわゆる家電の展示会ですが、最近は自動運転技術関係なども最先端のエレクトロニクス技術を扱うということで、自動車メーカーやサプライヤーも競うように数多く参加するようになっています。

Large 180117 epalette 01
「CES2018」のプレスカンファレンスにて。登壇したトヨタの豊田章男社長と、次世代EV「e-パレット・コンセプト」(2018年1月、鈴木ケンイチ撮影)。

 そんな「CES2018」の最大の話題は停電でしょう。砂漠の街であるラスベガスに2日間も大雨が降ったため、雨漏りするホテルや展示会場が多数発生。さらに電気施設が雨にやられて、展示会場のホールが停電に。私(鈴木ケンイチ:モータージャーナリスト)もプレスルームに荷物を置いて、なにげなく様子を見に外へ出たら、ホールがロックアウトされて戻れなくなるというトラブルに見舞われました。ちなみに停電もロックアウトも2時間ほどで解消されましたが、最先端の家電ショーで停電とは、まさに珍事でした。

 一方、自動車関連で最も注目すべきものはトヨタの「e-パレット・コンセプト」。これは簡単に言ってしまえば、自動運転機能を備えた箱型のEV(電気自動車)です。

Large 180117 epalette 02 Large 180117 epalette 03
用途に応じ、さまざまな仕様にカスタマイズが可能な点もセールスポイントのひとつ(2018年1月、鈴木ケンイチ撮影)。

 何がすごいかといえば、まず、そのコンセプトです。ただのガソリン自動車の代替品としてのEVではありません。「MaaS」と呼ばれる新しい考えのクルマです。「MaaS」は、「Mobility-as-a-Service」の略で、「サービスとしてのモビリティ」や「モビリティのサービス化」を意味します。乗り物を売るのではなく、移動をサービスとして売る。所有するのではなく利用するのです。

この記事の画像をもっと見る(25枚)

画像ギャラリー

  • Thumbnail 180117 epalette 08
  • Thumbnail 180117 epalette 09
  • Thumbnail 180117 epalette 10
  • Thumbnail 180117 epalette 11
  • Thumbnail 180117 epalette 12
  • Thumbnail 180117 epalette 13
  • Thumbnail 180117 epalette 14
  • Thumbnail 180117 epalette 15
  • Thumbnail 180117 epalette 16
  • Thumbnail 180117 epalette 17
  • Thumbnail 180117 epalette 18
  • Thumbnail 180117 epalette 19
  • Thumbnail 180117 epalette 20
  • Thumbnail 180117 epalette 21
  • Thumbnail 180117 epalette 22
  • Thumbnail 180117 epalette 23
  • Thumbnail 180117 epalette 24
  • Thumbnail 180117 epalette 25
  • Thumbnail 180117 epalette 01
  • Thumbnail 180117 epalette 02
  • Thumbnail 180117 epalette 03
  • Thumbnail 180117 epalette 04
  • Thumbnail 180117 epalette 05
  • Thumbnail 180117 epalette 06
  • Thumbnail 180117 epalette 07

関連記事

最新記事

コメント

6件のコメント

  1. 無人タクシーの普及で、マイカーが地方における「生活必需品」でなくなってしまうと
    自家用乗用車が「嗜好品」という扱いになってしまい増税対象になる気がします
    「移動の自由を」というのであれば公共交通機関に縛られず、
    マイカーを「持つ自由」高速にのって「長距離旅行できる自由」も維持してほしいですね

    • いや、マイカーはそう簡単には絶滅しないでしょう。いくらなんでも人の身長位ある大型犬はタクシーには乗れないし。それに案外住宅街って交通不便なところにあるし。意外と知られていないけどタクシーにも時間制限あるし。あれやこれやを考えれば、少し心配しすぎでしょう。

  2. 今の車には全く興味ナシ自分は旧車派なので今の車には全く価値が感じない。それに環境だとか言ってるがそれは、見せかけ
    何故ならモーターとかバッテリーその他の部品の製造に一体どれだけのエネルギーを使うのか?又使用済のバッテリーの廃棄それこそ環境破壊では。又そんな車を高額で購入して5年も使用したらバッテリーの交換で高額な費用何処がエコなのか?
    ただ騙されてるだけ。つまりガソリン車こそが環境に優しくエコな訳です。

    • 大量のガソリンの爆発炎上時には大惨事になるが。もともとガソリンエンジンが発明されるまで、ガソリンは危なすぎて用途がない厄介者だった、と何かで読んだ記憶があります。

    • 全く同感です。
      今の段階では、電気自動車は大嫌いです。
      事故。故障の時に、エンジンカーのような簡単なメンテが全くできない。
      簡単にけん引もできない、雨の時事故すれば、周囲の人間巻き込んで感電させる可能性も否めない。
      ユーザーにも危ないだけで、メリトが感じられない。

      ただ、このe-パレット・コンセプトは、面白いと思います。
      エンジンカーで追求していただきたい。

  3. ライドシェアやカーシェア、若者の車離れとか、全部作られた情報操作。
    フツーに考えれば、東京などの超巨大都市は今も昔も車を持つのは至難だったよね、駐車場代を考えれば。しかし、車を買う人たちのほとんどが郊外の人たちで、車が無ければ自転車、バス、電車を今でも使っている。こういうシステムを作る必要性は初めから無いんだけど、無人自動車を普及させるにはこう言う使い方があるんじゃね?的な提案なんでしょ。マイカーが売れないのは買い替えサイクルが長いだけ。地方はほとんど一家に2台3台普及してる。自分が買わなくても親の車を乗り回せばいい若者なんて五万といる。それだけの事。なぜ、そういうリアルな現実を無視する報道が多いのかね。