「京王ライナー」朝の運転はある? 停車駅はどう決めた? 記者発表会全容
京王電鉄が「座席指定列車の概要およびダイヤ改正に伴う社長記者発表会」を実施。社長、専務による愛称「京王ライナー」の決定経緯やダイヤ改正概要の説明、記者との質疑応答などが行われました。
「京王ライナー」導入に至った3つの背景
京王電鉄が2018年1月24日(水)、「座席指定列車の概要およびダイヤ改正に伴う社長記者発表会」を実施。前半では、同社の紅村 康 代表取締役社長が、新たに導入する座席指定列車の愛称や運行概要などを発表しました。
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【紅村 康 代表取締役社長】
このたび、座席指定列車を導入しますが、これはお客さまの要望にお応えしてサービスの向上を図るのが目的であり、また併せて、鉄道事業の収益力の向上にもつなげたいと考えています。まず、導入するに至った背景は大きく3つございます。
ひとつ目は、通勤列車における「客席ニーズの高まり」が挙げられます。同時に、鉄道車両の座席設計において、ロングシートとクロスシートの転換機能を備えられるようになったことなど、当社が同様のサービスを導入する機が熟したと考えております。
ふたつ目は、当社の地盤である東京都の人口が減少すると予測されるなかで、お客さまの年代構成が大きく変化し、事業環境も大きく変化してきております。
3つ目は、当社はこれまで安全対策、輸送力増強を重点的に進めてまいりましたが、社内では長年、有料特急導入の議論を続けてまいりました。京王線に有料特急が走るということは、当社の社員にとっても長年の思いが込められています。
これらの条件と環境が整って誕生した京王の座席指定列車ですが、従来の京王のイメージを変える新型車両であり、今回のダイヤ改正における、ひとつの大きな目玉と考えております。まずはお仕事やお出掛けからのお帰りのとき、座ってゆっくり帰りたいというお客さまの思いにお答えしたいと思います。
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