「京王ライナー」朝の運転はある? 停車駅はどう決めた? 記者発表会全容
「対小田急」を京王、どう見ている?
――「京王ライナー」導入による乗車人員、売り上げの増加見込みをうかがいたいと思います。もうひとつは、小田急電鉄も輸送力増強を中心としたダイヤ改正を行いますが、競合する多摩センターなどを通る小田急多摩線の対策は、十分にできているといって良いのでしょうか。
「京王ライナー」は10本すべて増発ですので、座席指定料金分(1席400円)は増収を見込んでいます。輸送人員は、平日はかなり高い稼働率を、土休日は半分を超えるくらいを期待して収支には織り込みたいと考えています。
小田急さんとの対抗についてですが、我々の一番の課題は多摩ニュータウンの活性化です。そのため当社も小田急さんもダイヤ改正をして利便性を向上させるわけですので、当社のダイヤ改正で、小田急さんに流れるお客さまが止まる、ということは考えておりません。
――多摩ニュータウンの活性化について、鉄道以外での取り組みを考えていらっしゃるのでしょうか。
多摩ニュータウンは多くの方が同じ時期に入居されて、同じように高齢化している状況と思います。空き家なども増えておりますが、その有効活用などに着手できていません。現在始めていることは、買い物難民がだいぶ増えていることから、移動販売車を拡充したりしています。努力がまだまだ足りないと思いますので、通勤の利便性向上も含めていろいろな施策を打っていきたいと思います。
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