「京王ライナー」朝の運転はある? 停車駅はどう決めた? 記者発表会全容
相模原線値下げで減収は?
高橋専務の説明が終わると、質疑応答に。報道各社からさまざまな質問が出ました。回答は紅村社長、高橋専務、加藤慎司 鉄道事業本部鉄道営業部長、梁瀬哲夫 同本部車両電気部長が分担して行っています。
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――3つ教えてください。1点目、座席指定列車を朝に導入する可能性はあるのでしょうか。2点目、相模原線の加算運賃引き下げにより、業績にどう影響するとお考えでしょうか。3点目、相模原線の加算運賃は今後さらに下がる可能性や予定はあるのでしょうか。
1点目は、朝や、あるいは高尾山方面など、いろいろなパターンが考えられますが、初めての導入は混乱がないようにと、まずは20時以降(平日)の通勤時間帯から始めてまいります。朝の早い時間帯でも可能と思いますので、その辺は状況を見極めて、今後検討していきたいと思います。
2点目と3点目の相模原線の加算運賃引き下げについてですが、当然、運賃の値下げですので、その分の営業収益は減収となります。平年度ベースですと単純な計算で12億円です。当然、値下げによってお客さまが増えるかもしれませんが、それは計上していません。加算運賃は、時期は未定ですが、ルールに基づいて下げる予定はあります。
――現状の過密ダイヤで、さらに「京王ライナー」を増発するということですが、どのような工夫を行うのでしょうか。
平日朝時間帯の上りは、一部増発もありますが、他種別からの置き換えもあります。2011年から早朝の準特急・特急を増発しており、いま11本が走っています。この効果で全体の輸送人員は伸びていますが、ラッシュピーク前後に分かれて平準化が進んでいるという実感を持っています。今回、ピークの1時間に特急・準特急は入っていなかったと思いますが、ここに準特急を入れます。これによりピークの平準化がさらに進むのではないかと考えています。
平日夕時間帯の下りは、2本続行で走っている特急のうち1本を準特急に置き換えます。都心方面からお帰りの方は、笹塚で乗り換えていただければスーッと帰られると。また千歳烏山と隣の仙川の利便性が上がると考えております。
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