「住むなら京成沿線」と思わせる10の理由 パンダ、寅さん、成田空港!

鉄道路線そのものが使いやすい

【1位】「スカイライナー」と成田スカイアクセス

 京成電鉄を代表する列車といえば、京成上野駅と成田空港駅を結ぶ特急「スカイライナー」です。途中停車駅は日暮里駅と、成田空港の空港第2ビル駅のみ。京成上野駅はJR上野駅から少し離れているため、JR線から乗り換える場合は日暮里駅が便利です。日暮里駅と空港第2ビル駅の間はノンストップで、最速36分で結びます。その速度と運行頻度の高さ、正確性から、都心と成田空港を結ぶ公共交通の代表的な存在です。かつての「成田空港は東京から遠い」のイメージを払拭したといえるでしょう。

「スカイライナー」が現在に至るまでは、苦しい時期もありました。1978(昭和53)年の成田空港開港と同時に運行を開始しましたが、当時の終着駅は現在の東成田駅で、ターミナルビルから離れ、連絡バスに乗り換える必要もありました。成田空港ターミナルビル地下に乗り入れた後も苦戦します。参拝客を見込んで京成成田駅に停車、次に船橋駅にも停車。乗客獲得のために停車駅を増やします。しかし、空港へ行く人から見れば、所要時間が延びて不便です。

 その状況を一変させた転機が、2010(平成22)年の成田空港線、愛称「成田スカイアクセス」の開業と新型「スカイライナー」(新AE形電車)の投入でした。京成高砂駅から北総鉄道に入り、印旛日本医大駅から空港第2ビル駅付近まで新線を建設。ほぼ一直線で結びます。高規格な高架線路によって、「スカイライナー」の最高速度は160km/hになりました。これは新幹線を除いた日本の鉄道の最高速度です。1時間あたり最大3本と運行頻度も高く、指定券もネットで予約できます。頼りになる存在です。

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京成上野~成田空港間を成田スカイアクセス経由で結ぶアクセス特急(恵 知仁撮影)。

 日暮里~空港第2ビル間ノンストップの列車は、京成電鉄沿線の人々には乗車機会がありません。しかし、「スカイライナー」が成田空港線に移ったことで、本線のダイヤに余裕が生まれました。上野~青砥間、押上~青砥間の沿線の人々は乗車券のみで利用できるアクセス特急があり、青砥~佐倉間の沿線の人々は快速特急を利用できます。

「スカイライナー」に乗れなくても、海外出張が多い人、海外旅行が好きな人にとって、京成電鉄沿線は便利な路線です。列車内も外国人が多く、国際色が豊かな気がします。外国人に対して丁寧に説明する駅員さんの様子も好ましく感じます。

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コメント

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10件のコメント

  1. これまでの10の理由シリーズで一番苦しい

  2. パンダ❗だったら、フィアットパンダ❗がいいですね☀

  3. 遅延が少ないってのは嘘だ。一度遅延すると対処が壊滅的でヤバいのが京成線。
    遅延が少ないってのは新京成。

    • 大幅な遅延が少ないのは本当だと思います。5分程度の遅れならば確かにありますがね。毎日京成本線で通ってますが、人身事故等での運転再開はJRよりも早いですよ。

  4. ひどい記事だな

  5. スカイアクセスも一段落したことだし、そろそろ本線ダイヤの改良に着手すべきではないか。

  6. うーん、この記事なげやり感半端ない。

  7. やはり、オタクと一般人の感覚は違うんだなぁと感じさせる記事でした。

  8. 鉄ちゃんがヲタ目線で提灯記事書いたらこうなるって感じですね。

    • 安心しろ。これが京急だったら桁違いにヲタの視点が酷くなる。狂喜乱舞するのは真理教徒の馬○どもだけだ。