噴火時も出動、陸自75式ドーザのひみつ 「頑丈、速い、力持ち!」を実現する工夫とは

銃弾や砲弾が飛び交う戦場での活動を想定し、装甲板という鎧を着こんだブルドーザーはしかし、かつての火山噴火の現場で大きな活躍を見せました。その作りにも、現場での運用を考えたさまざまな工夫が施されています。

通常の4倍以上のスピード

 75式ドーザは戦車や装甲車と異なり、戦車砲や機関銃ではなく大きな排土板(ドーザーブレード)を装備しています。これにより市販のブルドーザーを濃緑色に塗っただけの「中型ドーザ」と同程度、おおむね9割程度の作業能力を確保しているそうです。

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陸上自衛隊にはいわゆる普通のブルドーザー、その名も「中型ドーザ」という装備品も(画像:陸上自衛隊)。

 ただし民間のドーザーと異なるのは排土板の真ん中にヒンジがあり、折れ曲がるようになっている点です。これにより土砂を前に押し出すだけでなく、土砂を右や左に寄せたり、除去する幅に合わせてブレード幅を調整したりすることができます。また折れ曲がるので、トレーラーに載せた際も排土板を外さずに車幅に収めることが可能です。具体的には、作業時は車幅3.45mなのに対して、走行時は2.7mに縮めることができるのです。

 しかも75式ドーザは、戦車や装甲車に追随できる機動性が要求されたため、最大速度が45km/hと土木機械としては非常に高速で走ることが可能です。一般のブルドーザーやショベルカーが約10km/hなのと比べると、その4倍以上の速度で移動できるのです。

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コメント

1件のコメント

  1. これの後釜として施設作業車が開発されたけど、芳しくない話も聞こえてきて残念。

    75式が再生産されたり。

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