米陸軍、装甲車に防空能力付与のナゼ 注目集める「短距離防空」とストライカー装甲車

米陸軍は近年、防空能力の強化を進めていて、そうしたなかでもストライカー装輪装甲車への防空能力付与が注目を集めています。なぜ米陸軍は防空能力強化を進め、そしてなぜストライカー装甲車が選ばれたのでしょうか。

防空型ストライカー装甲車、どんなクルマになる?

 こうした事情で短距離防空能力が必要となったアメリカ陸軍は、暫定的な措置としてストライカー装甲車への防空能力付与を進めています。ストライカー装甲車は8輪のタイヤによって素早く移動できる身軽な装甲車両で、その身軽さゆえにC-130やC-17などの輸送機によって空輸することも可能です。

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ストライカーMSLは2017年8月、米アラバマ州で開催された「宇宙とミサイル防衛シンポジウム」にて発表された(画像:ジェネラルダイナミクスランドシステムズ)。

 基本的なタイプである兵員輸送タイプ(全長約7m、重さ約16.5t)のほかに、車体上部に105mm砲を搭載した機動砲タイプや、車体後部に120mm迫撃砲を搭載した迫撃砲タイプ、さらに車体後部のスペースに負傷者を収容する救急車タイプなど、あわせて11種類、約4000台以上のストライカー装甲車がアメリカ陸軍で運用されています。

 このストライカー装甲車をベースに、車体後部にミサイルランチャーと索敵、照準用の光学、赤外線センサーを搭載したのが「ストライカーMSL(Mobile SHORAD Launcher:機動短距離防空ランチャー)」です。ストライカーMSLには左右の発射器に最大4発ずつ、計8発の様々な種類の対空、対地ミサイルを搭載することが可能で、2017年9月に米ニューメキシコ州のホワイトサンズミサイル実験場で行われた試験では、ヘルファイア対戦車ミサイルによって上空を飛行する無人標的機や地上にある車両標的を次々に破壊することに成功しています。

 このストライカーMSLは今後さまざまな試験を経て2020年にアメリカ陸軍での運用が可能となる見通しで、その後ヨーロッパに展開する部隊に配備される予定です。

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コメント

2件のコメント

  1. ちょっと記事の認識が違います。

    短距離防空とアベンジャーシステムのスティンガーは近距離防空でその辺をごっちゃにしています。

    この車輌は短距離防空ではあるもののどちらかというとADATSの系統になります。

    そういう意味では昔のFAADS(Forward Area Air-Defense System:前線戦域防空システム)計画のLOS-F-H(Line-of-Sight Forward-Heavy)にあたり当時M2ブラッドレーの改造型が採用されたものの導入が出来ませんでした。

    ちなみにM6 ラインバッカーがM2ブラッドレーのATMをスティンガーにして導入しましたが、いったん廃止されましたがまた現役に戻すと言っているみたいです。

  2. アメリカ内地をロシアに空爆される可能性は考慮して無いのね

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