ヘリ護衛艦「いずも」の「戦いかた」 哨戒ヘリとともにどのように運用されている?

ヘリ護衛艦ともいわれる海自の護衛艦「いずも」ですが、艦そのものに搭載された砲などの装備は必要最低限といいます。もちろんその運用も、ほかの護衛艦とは大きく異なるものです。多数を搭載する哨戒ヘリの運用とあわせ解説します。

出航の際には必ず哨戒ヘリが乗る

 春の訪れを感じる横須賀港の岸壁には、海上自衛隊最新鋭艦「いずも」が係留されていました。「いずも」は、これから出航準備を整え、一路太平洋を目指します。東京湾から太平洋に抜けるには、1日400隻から700隻が往来する浦賀水道を通過する必要があります。浦賀水道は海流が速く、一番幅の狭い場所が約6.5kmしかないため、過去には多くの海難事故が起きており、海上交通路の難所としても知られています。

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横須賀に停泊する「いずも」と着陸するSH-60K哨戒ヘリコプター(矢作真弓撮影)

 「いずも」型護衛艦は2015(平成27)年から海上自衛隊で運用されている護衛艦です。最大で14機もの哨戒ヘリを収容することができて、5機を同時に運用して、3機を同時に離発着させることができるといわれています。多くの哨戒ヘリを運用する「いずも」ですが、横須賀出航時に甲板には何も乗っていません。なかの格納庫も空です。いったい、どこから哨戒ヘリたちはやってくるのでしょうか。

 無事に浦賀水道を抜け、太平洋に到達した「いずも」の後方から、哨戒ヘリコプターのSH-60J/Kが近づいてきました。「いずも」の艦橋後方には航空管制室が備え付けられていて、ここで哨戒ヘリの離発着をコントロールします。管制官の指示によって次々に着艦する哨戒ヘリ。実は、搭載されている哨戒ヘリコプターたちは、最寄りの館山航空基地に所在する第21航空隊から派遣されてきたのです。

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「いずも」は2015年就役、同型2番艦に「かが」がある(画像:海上自衛隊)。

 発足当時から、海上自衛隊は敵の潜水艦を探し出して排除することに力を入れてきました。そのため、多くの艦艇は、自らが対潜水艦戦闘を行うことができる装備を多数搭載しています。しかし、「いずも」型護衛艦は、従来の護衛艦と異なる特徴を持っているのです。それは、魚雷や対艦ミサイルなどの敵艦艇を攻撃する能力を持たず、高性能20mm機関砲(CIWS)と近距離対空システム(SeaRAM)の必要最低限の防御装置しか搭載していないということです。

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  1. 「ひゅうが」型の時から言ってる話を今頃書き出したの?

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