英新戦闘機「テンペスト」は完成するか 国際共同開発の苦い過去 F-2後継の目も?

イギリスが次世代戦闘機のコンセプトを発表しました。国際共同開発も視野に入っていると見られますが、ユーロファイター「タイフーン」ではずいぶんと紆余曲折がありました。本当に完成までこぎつけられるのでしょうか。

同じ轍を踏みたくはないイギリスだけど…?

 21世紀の現代。数兆円にも達するとみられる次世代戦闘機の開発は、中国のような金に糸目を付けぬ国以外はもはや不可能になりつつあります。今後「テンペスト」がユーロファイター「タイフーン」の後継機として実現するならば、実機の開発は間違いなく国際共同開発計画となるでしょう。

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ユーロファイター「タイフーン」の原型となったEAP。イギリス空軍博物館において展示中(関 賢太郎撮影)。

 イギリスはすでに日本をはじめとした国々に対してアプローチしていると見られ、7月20日(金)には小野寺防衛大臣がF-2後継機としての「テンペスト」の共同開発に参画する可能性もあり得ることを示唆しました。

 とはいえイギリスとしてはできるだけ「他国に金は出させても口を出させたくない」というのが本音であるかもしれません。ユーロファイター「タイフーン」は各国の国益(エゴ)が衝突しいつまでたっても開発を始めることができませんでした。イギリスとしては結果的に自国主導で開発したEAPを原型とすることができましたが、80年代の二の舞だけは避けたい筈です。

「テンペスト」の名は第二次世界大戦後期に実用化された英空軍レシプロ戦闘機ホーカー「テンペスト」に由来します。ホーカー「テンペスト」は試験飛行において750km/hという、レシプロ機としては原理上の限界とも言える高速性能を誇り、世界初の巡航ミサイルであるV1飛行爆弾の迎撃や、低空においては世界初のジェット戦闘機Me262を多数撃墜する戦果を挙げています。

 ホーカー「テンペスト」は戦闘爆撃機として活躍したホーカー「タイフーン」を原型に開発されました。そして現在、ユーロファイター「タイフーン」の次を狙う英国にとって、「テンペスト」はまさに次世代機として相応しい名前であると言えるのではないでしょうか。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. う~ん、トーネードも成功したといえるほど”成功”してるとはいえないし、ACAもフランスの後にラファールになる機体のクラスとエンジンとで揉めているからなぁ。

  2. 英対欧州連合の軍事衝突にならんかな

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