戦車と自走砲、なにが違うの? 総火演の見方も変わるおさえておきたい基礎知識

大口径の砲を搭載して装甲化されている戦車と自走砲。一見すると似た形状をしていますが、実はまったく違う兵器です。どこがどう違うのでしょうか。

自走砲といえど、もちろん例外もある

 自走砲や迫撃砲などの曲射火器が弾を撃った瞬間に、その場所を特定することができる「対砲迫レーダー」という兵器もあります。そのため自走砲は、自らが射撃をしたあとはすぐに移動しないと、自分の位置を敵に探知されて、敵の反撃を受けることになります。後進している時にも、上空で敵の砲弾が爆発する可能性もあるため、ある程度の装甲が必要になるのです。

 ちなみに、自走砲の分類のなかには「自走対空砲」という、航空機などに対する攻撃を行う兵器も含まれています。この場合、自走対空砲は曲射火器ではなく、直射火器という扱いになるので、少しややこしいです。

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装甲が施されていない「203mm自走りゅう弾砲」(矢作真弓撮影)。

 ほかにも陸上自衛隊には203mm自走りゅう弾砲という大砲がありますが、こちらは乗員の乗る位置に装甲が施されていません。というのも、このりゅう弾砲は1950年代にアメリカで開発された段階で、航空機への搭載を考慮して設計されたために、軽量化を図る目的で装甲が取り付けられていないのです。

 用途や性能がまったく違う戦車と自走砲。戦う相手との距離感も、戦車は500mから2000mほどですが、自走砲は3kmから40km程度と、撃ち出す弾が飛んでいく距離も異なります。

 戦車と自走砲は、それぞれの目的に応じて進化を遂げてきた、全く異なる兵器だったというわけです。

【了】

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コメント

3件のコメント

  1. 軍事ネタいらねーよ。自衛隊は好きだけど、乗り物ニュースを名乗っておきながら軍事ネタは不快。

    • お前のコメントが不快

  2. いいか、「自走砲は戦車と一緒だぜヒャッハー」と軍トップ自体がやらかして壊滅した部隊もあるんで見分けには気をつけろよ。

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