軍用機、なぜわざわざ空中で給油? 日本周辺、2年で事故2件 それでも実施するワケ

軍用機の空中給油には、事故のリスクがあります。にもかかわらずなぜ、わざわざ空中で実施するのでしょうか。また空中給油の事故、地上への影響を過度に心配する必要はありません。

事故は起きるだろうけど心配ない理由

 しかし、MV-22Bの事故ではプロップローター(プロペラ)が空中給油機側のドローグおよびホースを巻き込み損傷、MV-22Bは操縦可能な状態を保ったまま不時着し、KC-130は無事着陸しています。ジェット戦闘機であるF/A-18Dでは原理上MV-22Bのような巻き込みは発生しえないため、両事故における関連性は考えられません。

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KC-130J「スーパーハーキュリーズ」空中給油機(画像:ロッキード・マーチン)。

 とはいえ2年という短い期間において、日本周辺で連続して、おそらく空中給油に起因する事故が発生したことは事実です。基地周辺などにおいて、地上に被害がおよぶ懸念はないのでしょうか。

 結論としては今後、空中給油中において事故が発生したとしても、それが直接的に地上へ被害を与える可能性はほぼ無いと言えます。

 なぜならば、空中給油訓練はもともと衝突のリスクなどを勘案した上で、人口密集地の上空で行われることは無いからです。実際MV-22B、F/A-18Dどちらの事故も、日本の領海、領空の外であり、どの国にも属さない国際領域において発生しています。

 この原則はかなり徹底されており、航空ショーなどイベントにおいて空中給油の展示飛行を行う場合においてさえ、空中給油を模擬することはあっても、あくまである程度接近した「編隊飛行」にとどめ、実際に燃料を送り込める物理的に接続された状態とされることはまずありません。

 そのため、今回の墜落事故を過度に心配する必要は一切ありません。いずれ事故の原因について公式の発表が行われるはずであり、冷静にそれを待つのが賢明であると言えるでしょう。

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1件のコメント

  1. 潜水艦も水中給油とかするのかな?

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