【帰省と「乗りもの」】自宅駐車場でガス欠も 減り続けるGS、年末年始に注意が必要な「給油」

年末年始に増える「燃料切れ」救援要請 ロードサービスで対応できない場合も

 燃料切れの場合、JAF(日本自動車連盟)や、自動車保険会社が提供するロードサービスに救援を依頼することになるでしょう。

 JAFの数ある救援内容のうち、「燃料切れ」に対する依頼は2017年度に約6万4000件。特に高速道路においては2番目に多い依頼内容です。自動車保険でロードサービスを提供している損保ジャパン日本興亜によると、12月と1月における燃料切れの救援要請件数は、ほかの月と比較して1.1倍、12月単月だと1.2倍だそうです。

 損保ジャパン日本興亜は、年末年始に燃料切れの救援依頼が増える要因のひとつに、この期間中、営業しなくなるガソリンスタンドがあることを挙げたうえで、次のように指摘します。

「特に年始(1月1日から5日)は、一般の駐車場や私有地への出動が多くなる傾向があります。たとえば帰省先やホテル、お出かけ先の商業施設などです。休みの後半に差し掛かった年始にガソリンスタンドが営業しておらず、燃料切れになってしまうのでしょう」(損保ジャパン日本興亜)

 自宅駐車場への出動要請もあるそうですが、同社が提供するロードサービスの場合は、緊急性の高い要請を優先する観点から対象外にしているとのこと。また、燃料切れの救援は年1回まで(JAF会員は年2回まで)に限られるそうです。万が一に備えて、契約しているロードサービスの内容を再確認しておくとよいでしょう。

 なお、JAFのロードサービスは自宅駐車場への救援も対象ですが、非会員は有料です(会員でも燃料代は実費負担)。

 年末年始は「ガソリンスタンドが営業しなくなる可能性があることを念頭に、計画的な給油を考えることが大切」と、損保ジャパン日本興亜は話します。

 ちなみに、インパネのインフォメーションディスプレイなどに、そのクルマの航続可能距離が表示されることもありますが、残燃料と最近の走行データから割り出された平均燃費をもとに算出されるケースが多く、実際は走行状態によって変化するので注意が必要です。

【了】

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コメント

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4件のコメント

  1. う〜ん。自衛的に半分になったら満タン給油ということか。

  2. 実際 こんなに走らんけどな・・・ 街中では・・・

  3. 私は峠越えをする時は満タンにはしてません
    それにしてもガソリンスタンドの設備の更新費用が原因で店を閉めるスタンドが後を絶たない問題が何で今更に持ち上がるのでしょうか?
    ヨチヨチ歩きの電気自動車や水素スタンドに目が向いてばかりで、今の自分達の生活の基盤である道具の整備を怠ったが故の過去の失敗を学習する能力が無いのですかね?
    ゴネる者等だけに血税で補助をしてゴネ得を蔓延させるなら今一度消防法に欠落は無いかを見直してスタンドが存続できる対策をするべきではないでしょうかね?
    外面ばかりを良くして尻拭いを弱者にばかりさせるからこうなるんですよ

  4. 帰省シーズンに狙い撃ちで休業する給油所、?  オニだな、、、